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1年で4万回以上も緊急通報ナンバーに電話した男「離婚後の孤独に耐えられなかった」(トルコ)

2018年10月25日 21:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

孤独を理由に緊急通報ナンバーに迷惑コールをし続けた男、刑務所行きの可能性(画像は『SABAH 2018年10月22日付「Polise ‘İmdat’ dedirtti!」』のスクリーンショット)
緊急通報とはその言葉通り、緊急事態が発生した場合のみにかける電話のことだが、世の中には「ミルクを買ってきて」「ゴミ出しして」「留守中の子供の面倒を見て」など、信じられない理由で緊急通報ナンバーに電話をする者がおり、多忙なオペレーターを辟易させている。このほどトルコで、1年間に4万回以上の迷惑コールをし続けた男が逮捕された。『Oddity Central』『Daily Sabah』などが伝えている。

トルコのイスタンブール、バイラムパシャに暮らすシェレフ・カン(55歳)は、2017年5月15日~2018年5月15日の1年間に、緊急通報ナンバー「155」へ45,000回以上の迷惑コールをかけていた。

シェレフは、緊急通報しておきながらも何かの苦情を訴えたり助けを求めたりすることは一切なく、電話に出たオペレーターとただ会話をしたがった。しかしシェレフの迷惑コールに堪忍袋の緒が切れたイスタンブール警察は、この件を正式に苦情として対処。調査したところ、シェレフは1日115回、1年で45,210回もの迷惑コールをしていたことがわかり、公務執行妨害で逮捕された。

「2年前に妻と離婚して以来、いつも酒を飲むようになった。落ち込んで孤独だったので緊急コールへつい何回も電話をしてしまった。でも今は自分の行為を反省していて、もう2度とこのようなことはしない」と、シェレフは供述書の中で警察に謝罪しているようだが、今後開始されるイスタンブール刑事裁判所での裁判で、判事がこの謝罪を考慮するか否かは不明である。もし、シェレフに有罪判決が下されれば最長5年間の懲役刑が科せられる可能性があるということだ。

画像は『SABAH 2018年10月22日付「Polise ‘İmdat’ dedirtti!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)