MotoGP第17戦オーストラリアGPを前に、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソの代役を務めるアルバロ・バウティスタが意気込みを語った。
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGPクラスランキング2位)
日本GPではレースの大半をリードし、終盤までマルケスとトップ争いを展開していたドヴィツィオーゾだが、残り2周半で転倒、再スタートしたものの18位に終わり、タイトル争いに決着がついた。さらにノーポイントに終わったことで、ランキング3位のロッシに9ポイント差に迫られた。
フィリップアイランドでは125cc時代の2004年に1勝、250cc時代の2007年に3位に入賞した経験を持つが、MotoGPクラスでは表彰台に立った経験はなく、2012年と2014年、2016年の4位がベストリザルト。昨年は予選11位、決勝13位に終わっている。
「ロッシに9ポイント差に迫られているので、オーストラリアGPでの目標はランキング2位をキープすることだ。フィリップアイランドではヤマハ勢が強いと思う」
「ドゥカティにとってフィリップアイランドは苦戦するコースのひとつ。そういう意味では今回の一戦は重要なテストとなる。ブルノ以降、常に優勝を争いに加わっているので、僕たちはポジティブ」
「バイクをもっと進化させ、さらに戦闘力を向上させたい。決して簡単なことではないけど、トライするよ」
■アルバロ・バウティスタ(MotoGPクラスランキング12位)
日本GPでは追い上げて5位に入賞したバウティスタ。ケガのため今レースを欠場するロレンソの代役に起用され、ファクトリーチームのライダーとして参戦することになった。
フィリップアイランドでは2012年と2013年に5位に入賞しているが、2015年以降の3年間は14位、12位、昨年は17位に終わっている。来季はドゥカティのファクトリーチームからスーパーバイク世界選手権(SBK)への参戦が決まっているバウティスタ。
今シーズンは16戦中10戦でトップ10フィニッシュを果たしており、ファクトリーチームの一員として臨むフィリップアイランドでどんな活躍を見せるのかに注目が集まる。
「ドゥカティのオフィシャルチームでレースをするという夢が実現した。オーストラリアGPでこのチャンスを与えてくれたアンヘル・ニエト・チームのホルヘ・マルチネス、ドゥカティに感謝したい」
「僕はこのチャレンジに本当に興奮している。今週末はプレッシャーや結果をめざすことなく、僕自身が学び、楽しみたい。来年はMotoGPからSBKに転向し、ドゥカティのオフィシャルチームから参戦するので、今回のレースはそのごほうびのようなものだ」