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「ムーンスター」初の旗艦店が銀座に、"メイドイン久留米"を発信

2018年10月24日 20:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

店舗外観 Image by: FASHIONSNAP.COM
今年145周年を迎える久留米の老舗靴メーカー「ムーンスター(MOONSTAR)」が10月26日、ブランド初の旗艦店「ムーンスター ファクトリー ギンザ(MOONSTAR Factory Ginza)」を銀座にオープンする。10月24日の今日、オープンに先駆けて報道者向けの内覧会が開催された。

 同ブランドは、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックへ向けた海外旅行者のインバウンド需要の高まりや、2016年から参加しているパリの新作発表会で海外のバイヤーから好感触を得たことから、外国人観光客が多く集う銀座エリアに出店を決めたという。同ブランドの製品とクラフトマンシップを発信しつつ、顧客に新たなサービスを提供する。 
 銀座レンガ通りに面した旗艦店は、地上1階から4階までの4フロア構成で、各フロアの延床面積は約47平方メートル。1階では、「LOW BASKET」や「ANTARC」「SK SIGMA」といったベーシックなラインを揃える。また12月から販売を予定している同店限定のレザー製「LOW BASKET」を展示。靴の製作ノウハウを生かし、スニーカーに合うレザーを採用しており、履き心地の良いアイテムに仕上げた。そのほか実際に使用していた縫製ミシンや道具のほか、現行の製品に採用している中敷きなど、145年の歴史を持つ同社ならではのクラフトマンシップを発信するアーカイブを展示。一定期間ごとの入れ替えを予定しており、様々なアイテムを順次公開する。
 2階にはパンプスや革靴、スニーカー、キッズ商品などが壁一面に並んだ試着スペースを配置した。また、マシーンに立つだけでミリ単位で足のサイズが測定できるフィッティングサービス「フッ撮る」を導入。タブレット端末による注文および自宅へ配送にも対応するなど、ECサイトを運営してきたノウハウを生かし、店舗と連携したオムニチャンネルサービスの拡大を図る。3階と4階は、商談スペースと在庫管理に使用し一般公開はしないが、スニーカーにまつわる展示やワークショップを開催する際に活用する。
 同社の猪山渡代表は、オープンに際し「これまで培ってきたメイドイン久留米のクラフトマンシップを存分に体験して欲しい。今まで実際に顧客と触れ合う機会がなかったが、この店舗を顧客の声を吸収するプラットフォームとして機能させて行ければと思う」とコメント。今後は、コンセプトショップの展開を検討していくという。
 
■MOONSTAR Factory Ginzaオープン日:2018年10月26日住所:東京都中央区銀座3-4-18電話番号:03-6263-2353(10月26日開通)営業時間:11:00~20:00定休日:不定休
公式サイト(10月26日公開予定)