トロロッソ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、今週末、F1での2度目のメキシコGPを迎える。昨年のメキシコGPでも、前戦のアメリカGPでも、思うようなレースができなかったガスリーは、今回こそはいいパフォーマンスを発揮したいと考えている。
2017年のメキシコGPで、ガスリーは金曜、土曜とトラブルに見舞われ、予選に出走することができないまま、最後尾から決勝に臨んだ。決勝は無事に走り切り、13位完走を果たした。
「去年のメキシコGPは13位でフィニッシュした。メキシコはファンが熱狂的で、シーズンのなかでもトップクラスのグランプリといっていいと思う。大勢のファンのおかげで特別な雰囲気に包まれているんだ。メキシコGPが『死者の日』近くに開催されることもあって、この週末はいつもと違った様相になる」とガスリーはメキシコGPを前にコメントした。
「去年のメキシコGPでは苦労した。いろいろなことがあって、レースまであまり走行できなかった。予選を走ることすらできなかったんだ。テクニカルな面で苦労したレースだったよ。標高の高さが、エンジン、ブレーキング、信頼性など、あらゆるものに影響し、グリップも得られず、最適なマシンセットアップを見つけるのが難しい」
「身体的には、酸素が少ないなかで走るため、他のグランプリよりきつくなる。それでもこのコースはヘビーブレーキングやGが高いコーナーは多くはないから、それほどは辛くないよ」
前戦アメリカGPではパワーユニット交換のため19番グリッドからスタート、1周目にマシンにダメージを負い、思うようなレースができず、14位でフィニッシュした。後に2台のマシンが失格になったため、ガスリーは12位に繰り上がった。
ガスリーはアメリカGPでマシンの速さを実感したとして、「そのペースをメキシコでも再現し、予選をきちんと戦い、チームのためにいい結果を出したい」「早くメキシコで戦いたい」と意気込んでいる。