映画『ヴィクトリア女王 最期の秘密』の予告編とビジュアルが公開された。
『第90回アカデミー賞』衣装デザイン賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞、『第75回ゴールデン・グローブ賞』主演女優賞にノミネートされた同作は、ヴィクトリア女王が即位50周年を迎えた1887年のイギリスを舞台にした作品。夫と従僕を亡くし、長年心を閉ざしてきたヴィクトリア女王と、当時イギリスの占領下にあったインドからやってきた従者アブドゥルが固い絆で結ばれていく姿や、2人の関係がやがて王室を揺るがす騒動に発展していく様を描く。ヴィクトリア女王役にジュディ・デンチ、アブドゥル役にアリ・ファザルがキャスティング。監督をスティーヴン・フリアーズ、脚本をリー・ホールが務めた。
公開された予告編では、会話する2人を目撃した人々が「一体何を話しているんだ?」と驚愕する様子をはじめ、「ずっと独りぼっち。生きてる意味がある?」と弱音を吐く女王にアブドゥルが「人のために尽くすのです」と語りかける場面、女王が「よくも彼を見下せるわね」と怒りを露わにするシーンや彼女の「私はイギリスの女王でインド皇帝よ。10億の民に尽くすため私は生きている」という言葉などが確認できる。またビジュアルには、笑みを浮かべてお互いを見つめ合う2人の姿や、「心をひらいた。人生が愛おしくなった――。」というコピーなどが写し出されている。
『ヴィクトリア女王 最期の秘密』は2019年1月25日から東京・渋谷のBunkamura ル・シネマほか全国で公開。