2018年F1アメリカGP決勝で、フェラーリのキミ・ライコネンが優勝を飾った。2013年第1戦オーストラリアGP以来の勝利だった。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=1位
大勢の人たちが大げさに受け止めるだろうけど、僕にとっては一大事というほどのことではない。優勝のチャンスが来るときは来る。もし来なくても、僕の人生がそれによって大きく変わるわけではない。
もちろんここで勝つことができてうれしい。一部の人たちが言うことが間違っていたと証明できたから、それだけで僕は愉快なんだ。
僕らには勝つ力があるということ、僕らは優勝、そしてタイトル獲得を目指すためにここにいるのだということを、すべての人たちに証明することができてうれしい。
エキサイティングなレースだったね。実際に戦っていた僕らだけでなく、見てくれた人たちにとってもわくわくするものだったんじゃないかな。
今回は堅実な週末を送ることができた。最近僕らチームにとってうまくまとめきれない週末が続いただけにうれしい。優勝争いをしたこと、それができるだけの速さがあることを確認できた。
今週末はマシンが予想していたとおりの状態だった。優勝のカギになったのはスタートだ。レース序盤には速さがあり、タイヤに気をつかい、燃料をセーブしながら走った。でもメルセデス(のルイス・ハミルトン)がピットストップをして、フレッシュなタイヤで挽回し、後ろから差を縮めてきた。その時は、自分がタイヤ交換するまでの間、彼らを抑え続けなければならないと思って走っていた。僕らがピットストップをする前にハミルトンに抜かれてしまっていたら、レースは違う展開になっていただろう。
まだドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権、どちらも確定していない。僕らが獲得する可能性が残っているというのはいいことだ。次のメキシコでもできる限りのことをして、いい結果を達成したい。最後まで戦い続けるよ。