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「ノッチ完全排除」の全画面化スマホ登場! OPPOがフラグシップスマホ「OPPO Find X」を国内発表

2018年10月22日 09:32  リアルサウンド

リアルサウンド

 OPPO Japanはノッチを搭載しない全画面スマートフォンの「OPPO Find X」を発表した。全画面スマートフォンを実現させた「OPPO Find X」は、画面占有率は93.8%を実現。価格は税別11万1180円となる。


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 「OPPO Find X」ではiPhone Xなどに搭載されているノッチ(切り欠け)を使わずに高い画面占有率を実現している。ノッチの一番の役割はインカメラを搭載するためだけにある。画面占有率を高くするにはインカメラの部分以外はディスプレイでなければならない、それを実現するにはノッチの存在が必要不可欠であった。


 「OPPO Find X」はこの「ノッチ」を完全に排除した。インカメラの位置をギミック式のスライドカメラにすることで、93.8%という高い画面占有率を実現したのだ。このギミックはカメラを使う場合や顔認証を行う際に本体上部から0.4秒で自動的にリフトアップする。元々OPPOはこういったギミックが得意で、同社の「OPPO N」シリーズでは回転式カメラ搭載スマートフォンを発売していたこともあった。


 今回、「OPPO Find X」に搭載されたカメラギミックは全て自動でリフトアップ、格納される。このギミックは200回の動作で約1%のバッテリーが消費される。また、ギミック自体の耐久性は約30万回以上とし、1日150回ほどカメラや顔認証で利用した場合、約5年は持つ耐久性を有しているという。もしこの想定された使い方をした場合、ギミックよりも先にバッテリーが劣化してしまうだろう。さらに思わず落下させてしまった場合はギミックが自動的に格納する安全保護システム的な機能も備えている。


 OPPOのスマートフォンといえば、セルフィー撮影に力を入れている印象があるが、その認識は間違いではなく、「OPPO Find X」でもインカメラに大きな力を注いでいる。インカメラは2500万画素のシングルカメラで、A.I.インテリジェントカメラをメインカメラ、インカメラともに備えた。特にインカメラの場合、A.I.が顔全体のそれぞれのパーツをAIが分析し、より自然な美しさを引き出した状態で撮影してくれるように。インカメラの美顔補正はAIによる自動調整とユーザー自らが好みで調整することも可能だ。一方で、メインカメラは2,000万画素と1600万画素の組み合わせでポートレート撮影は2倍光学ズームに対応した。


 インカメラに搭載されているステルス3Dカメラは顔の15,000箇所を3Dスキャンすることでより安全な顔認証を実現させている。


その他の仕様詳細
 ディスプレイサイズは6.4インチ(有機ELディスプレイ)で解像度は2,340×1,080ドットとなる。SoCはQualcomm Snapdragon 845、RAM容量は8GB、内蔵ストレージは256GBで外部ストレージには対応していない。


 バッテリ容量は3,400mAhで同社のバッテリー充電技術の「Super VOOC」により、35分でフル充電できる。OSはAndroid 8.1 ベースのColor OSを搭載。一方で、おサイフケータイ非搭載(非NFC)、オーディオジャック非搭載、防水性がないという点には注意が必要だ。


(佐々木翼)