専業主婦だった人が働き始めて収入を得る。すると、その生活や心境にはどのような変化が訪れるのだろうか。経済面では「お金が増える」はずだが、どうやらそう単純な話ではなく、むしろ「支出が増えてお金が減る」という人も少なくないようだ。
先日のガールズちゃんねるのトピック「専業主婦から仕事に出てからの変化、どんな感じですか」を立ち上げた元専業主婦のトピ主は、パートを始めたことで少しは貯金が増えると考えていたが無理だったと伝えている。その理由はこうだ。(文:みゆくらけん)
「今まで夫の稼ぎで生活していたので、自分で働いて稼いだお金だと思うと物欲が止まらずつい買ってしまいます」
「専業時代と比べ物にならないくらいお金使うようになった」
この投稿には「私も同じ」だという共感者が多数で、「わかる。私の金だぁ!!!!はっはっはっって気持ちになる」という声をはじめ、
「働きに出るようになって、ランチ代や服代、メイク代とかかかるようになって、結局貯まらないw」
「外に出るとなったら、見られる程度には見た目を整えますし、専業時代とは比べ物にならない位お金掛かってます」
などという声がわんさか集まっていた。共通するのは「自分のお金だと思うと気が大きくなる」「外に出ることで必要経費が増える・物欲が増える」ということのようで、「専業主婦してた方が節約になる様な気もするわ」というコメントも。
そもそもお金を稼ぎに働き始めたのに、それじゃ本末転倒ともいえる。しかし「外に出る機会が増える=支出が増える」の構図は女性として非常によくわかる。専業主婦でほぼ家にいる時に比べ、人に見られる意識は嫌でも高まるし、仕事帰りにふらっと寄ったお店で何か見つけて購入してしまうというのはよくあるパターンだろう。働きに出るのが100%収入目的(特に貯金)だという人は、相当財布の紐を固くしておかないとヤバイ。
この他仕事に出るようになって変化したことに「家庭での地位が上がった」という声も。
「旦那が私の意見を聞くようになり、子供の学校選びも私の意見がまかり通り、趣味代なども出してくれるようになり、念願の住みたいエリアに引っ越しまで出来た」
「明らかに若返りました!」という人も
一方でこの人と逆パターンで「旦那が不機嫌になった」「専業時代は家事育児手伝ってくれてた旦那があまりしてくれなくなった」というコメントも。後者は理解しにくいが、どうやら 「働き出したという事は、家事育児しても余裕があるからだろう?」と思われているようだ。
「お金が増えない」「旦那が不機嫌になる」などあまりよろしくないことばかり書いたが、働き出したことによるメリットも多数上がっている。
「早寝できて肌と体の調子いい」
「家事しても当たり前と思われてるけど、仕事で感謝されたり助けてもらったりすると嬉しかったりするのもあるから張り合いがある」
などなど。中には「明らかに若返りました!」という声もあったが、確かに外に出るようになったことで突然キレイになる人もいる。「お金を貯める」のには相当強い意志が必要かもしれないが、収入以外にも働くメリットはやはり多いといえる。