10月21日にオートポリスで決勝レースが行われたスーパーGT第7戦。戦いを終えて、スーパーGT500クラスを制したKeePer TOM’S LC500の平川亮とニック・キャシディがレースをふり返った。
KeePer TOM’S LC500
平川亮
「TRDとブリヂストンに感謝しています。まさか優勝できると思っていませんでしたし、昨日の予選ではホンダにトップ3を持っていかれて落胆していましたからね」
「特にトムスはワン・ツーで終わりましたし、決勝で強さを発揮すると思っています。チームが頑張ってくれたおかげです。ピットのタイミングも良く、僕はホンダ勢の前でピットアウトすることができました」
「そこからは前の36号車(au TOM’S LC500)とトップ争いができて、最後に抜くことができました」
「(最終戦に向けて)チャンピオン争い(のトップタイ)に立てたことはうれしいですけど、油断はできません。昨日の予選や、ここまでの予選を見るとホンダ勢は特に予選パフォーマンスが極めて高いので、予選で前に出られてしまうと厳しい可能性があるので油断はできないと思います」
「ただ100号車(RAYBRIG NSX-GT)だけを見て、彼らより前でゴールできれば(チャンピオンを獲得できる)いい形になりましたし、今は1号車ですけど、僕たち37(号車)は、もてぎと相性がいいので心配せずに臨もうと思います」
ニック・キャシディ
「優勝するチャンスをものにできてうれしいよ。今年はシーズンを通していい戦いができている。レースでは特にね」
「トムスやTRDが素晴らしいクルマを用意してくれたことに感謝したい。マシンに改善するべきポイントがあるのはわかっているけど、彼らは懸命に改善してくれているよ」
「僕が担当した前半スティントはペースが良かった。100号車(RAYBRIG NSX-GT)を抜くことが(チャンピオンシップを考えると)重要なことはわかっていたけど、そこまでリスクを背負いたくもなかったし、タイヤライフにも懸念があったんだ」
「それでも100号車を抜くことができたし、8号車(ARTA NSX-GT)、17号車(KEIHIN NSX-GT)を抜くだけのパフォーマンスもあった。ただどんな小さな接触やダメージも避けたいと思って、いつも以上に慎重に走っていたよ」
「チームの戦略も良かったし、タイヤの保ちもよかった。いい形でリョウ(平川亮)にバトンをつなぐことができたね」
「いいポジションで最終戦に臨むことができる。今回は同点だけど、去年も僅差の状態で最終戦に臨んだから、そこは自信を持っている。ただ、ここ数戦はホンダのパフォーマンスがいいし、もてぎはオーバーテイクが難しく、レース距離も短いから、どんなリザルトになるかは僕も楽しみだ」