水上を颯爽と走り、岸まできたら今度は備え付けのタイヤで陸を走る-。そんな水陸両用のボートを展開しているニュージーランド拠点のSealegsはこのほど、電動バージョンの「Electric E4」を発表した。
回生ブレーキシステムやソーラーパネルも搭載した、かなりエコなボートとなっている。・メーンは水上走行この水陸両用ボートは主に救助艇として活用されている。前に1輪、後ろに2輪の計3つのタイヤを備え、水上ではタイヤを上に持ち上げた状態で走る。
どちらかというとボートとしての機能がメーンだが、砂浜の岸に自力で上がれるというのは、他のボートには見られない機能だ。・フル充電で1.5時間走る開発元によると、今回の電動バージョンは48ボルト7 kWhのリチウムバッテリーを搭載し、4~5時間の充電で1.5時間の走行が可能とのこと。水上での推進力確保のために150馬力のエンジンも搭載している。
また、新たに24インチのタッチスクリーンパネルも搭載され、タイヤを出したり収納したりといった操作がボタンタッチで行える。
デモビデオを観ると、岸に近づいたところでボタンをタップしてタイヤを下げ、砂浜に乗り上げることがいとも簡単にできる。これだとドックなどは不要となりそう。
Electric E4のトップスピードは陸上で時速10キロ、水上では時速74キロも出る。サイズは長さ7.3メートル、幅2.7メートル。ボートそのものの重さは1390キロで、最大ペイロードは700キロとなっている。
最大8人まで乗ることができ、救助艇としてだけでなく、レジャーでも活躍しそうだ。
Sealegs