MotoGP日本GPでワイルドカードとして参戦しているスズキのシルバン・ギュントーリ(チーム・スズキ・エクスター)が、レース参戦のかたわら、2019年シーズンに向けたマシンテストも行っているようだ。
ギュントーリは日本GPで初日総合21番手、予選では24番グリッドを獲得した。スズキのテストライダーを務めるギュントーリ。チームマネージャーのダビデ・ブリビオは「シルバンは開発の作業を続けている。決勝レースではベストを尽くすことで、その進捗を確認できればと思う」と、ギュントーリが来季に向けた重要な仕事を行っていることをうかがわせた。
ギュントーリはまず初日を終え、新しいパーツをひとつずつ試していることを明らかにしていた。
「現時点では、試すものがたくさんあるんだ。新しいパーツをひとつずつ評価していっている。見る限り、トップスピードがもう少し伸びそうだ。ハンドリングはもう充分にすばらしいからね」
さらに予選日である2日目には新しい発見ができたとも語っている。
「今日は引き続き、2019年マシンのセットアップを進めたよ。いくつか新しい発見をすることができた。レースのなかでテストをすることはマシン開発に最適なんだ。新しい取り組みがたくさんあるから、来年に向けた作業と開発に役立つよ。いい方向性を理解できるし、いい選択ができる」
ギュントーリが開発を担う、2019年のスズキMotoGPマシン。間もなく火ぶたが切られるMotoGPクラス決勝レースで、スズキのテストライダーと、ギュントーリが駆るマシンはどのような走りを見せるだろうか。