トップへ

【ブログ】レッドブルの作業現場でルノー製PUをチラ見/F1アメリカGP現地情報1回目

2018年10月21日 02:21  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

写真
あいにくの悪天候となったF1第18戦アメリカGPの現地の模様をムッシュ柴田氏がお届けします。フリー走行2回目は上位陣が積極的に走らなかったとはいえ、ピエール・ガスリーの2番手は幸先が良いですね。

----------------------

2108年のアメリカGPは天気が悪い、という予報が出てまして。実際、木曜日のサーキットはずっとどんより天気で、時おりパラパラと降られました。



相変わらずそびえ立つ1コーナー。



6年前の第1回大会で初めてここを見た時は、度肝を抜かれたものです。11月の開催で、確かフリー走行の始まりは午前9時だったので、ものすごく寒かったのも懐かしい思い出です。お、この時点では、ザウバーの小林可夢偉がトップタイムを出してる……。

シーズン終盤のこの時期は、2019年シーズンに向けてのドライバーの去就が決まる時期。



先日のセルジオ・ペレスの残留発表は、かなり今さら感がありました。ランス・ストロールの移籍もいっしょに発表されることになってたはずが、どうしたのやら……。

一方ブレンドン・ハートレー選手は、かなり厳しい状況です。



F1日本GP鈴鹿で6番グリッドをもぎ取った時には、フランツ・トスト代表も「来年残れない理由はない」と大喜びでしたが、レースでは結果を出せず。すると一転して、「今季限りで放出」の報道が相次ぎました。

来季ダニール・クビアトのチームメイト候補として、アレックス・アルボンの名前も出て来たし。そんな現状を質問されると、最初はにこやかに応対してましたが、「チームは僕をフルサポートしてくれてない」と、チーム批判も出たりして、状況は決してよろしくないようです。

そして土砂降りとなった初日。



1コーナーアウト側に設置されたカメラが捉えた、フリー走行1回目直後の様子。このままだと午後もまともに走れないかも、と思っていたんですが、2回目セッションの中盤辺りには雨も止み、メカニックたちがドライヤーでピット前を乾かす作業に専念してました。



フェルナンド・アロンソ様はこの時点では走る気はまったくないようで、



ガレージ内でくつろいでました。いっしょに談笑してるオジサン、どこのアーティストかと思ったんですが、インディカメラマンの松ちゃんから、「J.R.ヒルデブランドというインテリドライバーですよ」と、教えてもらいました。アロンソはこの後さっと出ていって4番手タイムを出して、3周だけ走って戻って来ました。

一方トロロッソ・ホンダの2台は、新しい空力パッケージの比較テストもあったので、熱心に周回を重ねてました。



終了9分前の時点でピエール・ガスリーがトップ、ハートレーも3番手。最終的に2、6番手に落ち着きましたが、マシンセッティングはうまく詰められてるようです。エンジン交換で、グリッド降格されてなければな~。

レッドブルは、マックス・フェルスタッペンが3番手。ダニエル・リカルドは1周も走らず、マシンは早々と整備に入ってました。



レッドブルのリヤが切り離されてる状態は初めて見ましたが、ルノー製パワーユニット、確かにホンダよりけっこう大きいかも。

そしてセッション後には、定例の囲み取材が各チームで行われたんですが、

トロロッソ・ホンダではドライバーたちの後ろのテーブルで、



マイケル・アンドレッティたちとトスト代表が、延々とミーティングを続けてました。一体何の話をしてたんでしょうね。気になるぞ……。