スーパーGT第7戦オートポリス、GT300クラスのポールポジションを獲得したのはHOPPY 86 MC、松井孝允と坪井翔のコンビだった。25号車陣営としては、昨年5月に続くオートポリス戦2年連続ポールである(昨年はポール・トゥ・ウイン)。両ドライバーが予選を回顧し、決勝に向けての思いを語った。
HOPPY 86 MC
松井孝允
「朝の練習走行は結果だけ見ると良かったんですけど、セットアップ面では決勝、あるいは予選に向けては辛い面があるな、とも感じていました。ただ、サーキットサファリのときにセットを変えたら、そこで走った坪井選手が『すごくいい』って言ってくれていました」
「自分が走ったQ1は、トラフィックに引っかかったり、もう1回アタックにいったら赤旗が出たりと、ストレスのたまる展開でした。個人的には『なにやってんだ』みたいな1日でしたね」
「でも、坪井選手がQ2でいいアタックをしてポールを獲ってくれましたし、これで(予選ポールポジション獲得のボーナス1点を獲得し)チャンピオン争いにもギリギリ残れたと思いますので、そういった結果につながったと考えれば、Q1を通過できたことにホッとしています」
「予選2番手に(ストレートスピードで勝る)10号車(GAINER TANAX triple a GT-R)がつけていますので、明日はスタート直後、自分たちが厳しい展開を強いられることは分かっています。チームとしてしっかり戦って、今日のストレスを発散できるレースができたらいいと思います」
坪井翔
「練習走行から(感触は)悪くはなかったので、パフォーマンスを出しきればポールも獲れるだろうと思っていました。松井選手がストレスのたまるQ1を戦ってくれているのは見ていましたし、それを解消するためには僕がしっかり(Q2で)アタックをすることだ、とも思っていました」
「実際にしっかりアタックできて、結果的にポールを獲れたことは素直にうれしく思います。そういうアタックができるクルマやタイヤをつくってくれた(タイヤメーカーを含む)チームと(土屋)武士さんにも感謝です。いい予選でした」
「明日は一番前からスタートできるので、当然一番有利なんですけど、(同じくポールポジションからスタートした第5戦)富士のときにはポール発進から苦しい展開になりました。今回は逃げ切りたいですね」
「25号車は昨年のオートポリスでも勝っていますし、チャンスはあると思います。チャンピオシップのことを考えても大事なレースですから、しっかり結果にこだわっていきたいです」