2018年F1アメリカGPの金曜、ウエットコンディションのなか、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはフリー走行1=13番手/2=2番手、フリー走行1で走行したショーン・ゲラエルは20番手、フリー走行2で走行したブレンドン・ハートレーは6番手だった。
ホンダは、ロシアGP金曜に試し、日本GPで初めて本格導入した新型パワーユニットにさらに改良を加えたものを、アメリカGPに持ち込んできた。金曜走行を前に、ガスリー車に7基目のICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、6基目のMGU-Kが投入され、ガスリーがペナルティによりグリッド後方からのスタートになることがFIAから発表されている。ハートレー車には土曜から新たなPUエレメントを使用する予定であり、ハートレーも後方グリッドに降格される見込みだ。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ホンダF1テクニカルディレクター田辺豊治
今日はガスリーのマシンに新しいPUを投入しました。ハートレーについても今晩同じ仕様のPUに変更する予定です。2台ともにグリッドペナルティを受けることになりますが、チームとも相談し、残りのシーズンを考慮するとベストな戦略だと判断しました。
今日は雨のため通常の金曜のメニューとは大きく異なる走行になりました。ただ、午前と比較するとFP2では大きくバランスが改善され、全体としてはいい感触を得ています。明日の予報では今日より天候がよくなるようなので、ドライコンディションで走行ができればと思っています。