F1第18戦アメリカGP、金曜フリー走行2回目はメルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
FP1終了後、雨足は激しさを増した。開始2分前にセーフティカーがコースを周回し、FP2は午後2時から予定通り始まった。この時点での気温は17℃、路面温度18℃。降水確率は90%と、午前中よりさらに高くなっている。雨が止む気配はなく、セッション開始後も1台も出走する気配はない。
開始後50分。まだ雨は降り続けているが、午前中のセッションを走らなかったブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)とストフェル・バンドーン(マクラーレン)、さらにキミ・ライコネン(フェラーリ)もコースインした。
ライコネンは1分53秒443のトップタイムを出し、十分に周回可能な路面コンディションであることを証明した。直後にはハートレーも、1秒9落ちのタイムを出している。
セッション残り30分の時点ではほぼ雨も止み、路面も徐々に乾いて行った。ウイリアムズのセルゲイ・シロトキンを皮切りに、各車がインターミディエイトタイヤでコースに出て行く。
終了15分前、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)が1分52秒571のタイムでトップに立つ。その後もガスリーは自己ベストを更新し続け、1分49秒728までタイムを縮める。最終的にハミルトンが1分48秒716でFP2も首位を維持したが、ガスリーは堂々の2番手。
終盤に出て行ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はコンマ082秒及ばず、3番手だった。ダニエル・リカルド、ハースの2台、バルテリ・ボッタス(メルセデス)は、このセッション1周も走らなかった。
FP2セッション終了直後、FP1の赤旗の際に十分に減速しなかったとして、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに3グリッド降格のペナルティが科された。ハミルトンとのタイトル争いで崖っぷちに立つベッテルにとっては、なんとも手痛いペナルティとなってしまった。