キミ・ライコネンは、F1アメリカGPでフェラーリが週末を通してミスなく着実に戦い、好結果を手にすることを期待している。フェラーリはベルギーGPを最後に勝利から遠ざかっている。
フェラーリはホームレースであるイタリアGP決勝でメルセデス勢に逆転を許した後、巻き返しを果たせず、セバスチャン・ベッテルの2018年F1タイトル獲得の可能性は次第に低くなってきている。ポイントリーダーのルイス・ハミルトンは、アメリカGPを前にベッテルに67ポイントの差をつけており、今週末、タイトル獲得を決める可能性がある。
ライコネンはメルセデスのバルテリ・ボッタスに直近の3戦連続で敗れ、ランキング3位の座を譲り渡した。
コンストラクターズランキングでも同様の状況で、フェラーリは日本GP終了時点でメルセデスに78点リードされている。
フェラーリの2018年型SF71HはメルセデスW09と比較しても非常に優れたマシンだが、そのパフォーマンスを十分に生かせていないと、ライコネンは考えているようだ。
「僕たちがいろいろなことを見直す必要があるのは明らかだ。(日本GPは)全体的に厳しい週末だった」とライコネンは語った。
「週末のなかでいくつかのことを改善し、次第によくなっていった。でも純粋に結果だけを見れば望む状況からはほど遠い。時に物事はこのようになってしまうものだが」
フェラーリとのポイント差を大きく広げているにもかかわらず、メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでのアメリカGPにおいて、フェラーリが侮ることのできない勢力であることに変わりはないと警戒している。
ライコネンは、フェラーリは好結果をもたらすためにテキサスではミスなくスムーズな週末を過ごす必要があると述べている。
「次のレースでは物事を満足のいく形で進め、トップで戦えることを願っている」とライコネン。
「次はいろいろなことをしっかりこなして週末を着実に過ごしたい」
ライコネンは2018年末でフェラーリを離れ、2019年にはザウバーに加入することが決まっている。