『連続ドラマW それを愛とまちがえるから』が2019年2月からWOWOWプライムで放送される。
井上荒野の2013年刊行の小説『それを愛とまちがえるから』をもとにした同作は、セックスレスになった結婚15年目の夫婦の行く末を描くラブコメディー。互いに不倫をしている専業主婦の伽耶と夫の匡が、偶然互いの恋人を知ってしまったことからそれぞれの恋人たちと織り成す四角関係を描く。
主演を務めるのは、同作で26年連続の連続ドラマ出演となる稲森いずみ。仕事熱心で性格も合う夫・匡と幸せに暮らしながら、漫画家の誠一郎と不倫関係にある専業主婦の伽耶を演じる。チーフ監督を務めるのは、『101回目のプロポーズ』『最後から二番目の恋』『最高の離婚』などを手掛けた宮本理江子。
稲森いずみは「今回、WOWOWのオリジナルドラマに初挑戦させていただきましたが、顔見知りのスタッフや監督が集まってくださり、とても居心地の良い現場を作ってくださったので、幸せな環境で撮影を行うことが出来ました」と撮影を振り返っているほか、「この作品は、日常で起こる夫婦のあるあるがたくさん詰まっています。その状況や相手の想いをどう捉えて、その後を生きていくのか、視聴者の方にもヒントになり、ポジティブな気持ちにもなれます」とコメント。
宮本監督は稲森について「伽耶と似ていて芯がすごく強い方。物腰は柔らかいんですが、鋭くいろいろなことを感じられていて、こちらの要求にもものすごく敏感に反応して対応してくださる。技術もあって、愛もあるとても素敵な女性です」と賛辞を贈っている。また作品については「最近、正しいことをして生きていかなくてはいけないというプレッシャーで世の中の人が喘いでいる気がしています。間違ったことをしないで生きてきたのに、虚しいとか悲しいとか感じている方に見ていただいて、笑い飛ばしていただけたら嬉しいです」とのコメントを寄せている。あわせて稲森と宮本のインタビュー動画も公開された。
■稲森いずみのコメント
今回、WOWOWのオリジナルドラマに初挑戦させていただきましたが、顔見知りのスタッフや監督が集まってくださり、とても居心地の良い現場を作ってくださったので、幸せな環境で撮影を行うことが出来ました。
初めて台本を読んだときは、とても面白い作品だなと思いました。この作品は、日常で起こる夫婦のあるあるがたくさん詰まっています。その状況や相手の想いをどう捉えて、その後を生きていくのか、視聴者の方にもヒントになり、ポジティブな気持ちにもなれます。
私が演じる伽耶は、とても真面目で良い人です。自分の中で溜め込んでいる想いが強過ぎて、それが溢れ出てしまったときに、うまく処理をすることができなくて意外な言動をしてしまう。その言動がいろいろな面白い話に展開されていきます。
それぞれのキャラクターも、とても可愛くて愛おしくて笑えます。撮影中も笑ってしまうのを我慢することが大変でした。是非、見ていただきたいです。
■井上荒野のコメント
どうしようもない人たちの物語です。やらなければいいことばかりしてしまいます。でも、やらなければいいことはわかりきっているのに、やってしまうこと。間違っていると知りながらやめられないこと。
そういうことは、誰の人生にも起こりうるのではないでしょうか。最初は他人事としてばかだなあ、と思って、ゲラゲラ笑って、それからちょっと沈黙して、ときどき「ズキッ」とするようなドラマになるといいなと思っています。
■宮本理江子監督のコメント
WOWOWでは、男性向けの男らしいドラマが多かった中、新たなチャレンジとして女性向けのコメディをやってみたいということで企画されたドラマです。
この物語は、普通の主婦で生真面目だった主人公の伽耶が、今まで自分の中で溜めていたものが耐え切れなくて意外な行動をし、夫婦の仲がこんがらがっていくお話です。主演の稲森さんは、伽耶と似ていて芯がすごく強い方。物腰は柔らかいんですが、鋭くいろいろなことを感じられていて、こちらの要求にもものすごく敏感に反応して対応してくださる。技術もあって、愛もあるとても素敵な女性です。
最近、正しいことをして生きていかなくてはいけないというプレッシャーで世の中の人が喘いでいる気がしています。間違ったことをしないで生きてきたのに、虚しいとか悲しいとか感じている方に見ていただいて、笑い飛ばしていただけたら嬉しいです。