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フォース・インディアF1がペレスとの契約延長を発表。チームメイトには言及せず

2018年10月19日 07:01  AUTOSPORT web

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セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
レーシング・ポイント・フォース・インディアは18日、セルジオ・ペレスと2019年に向けて契約を延長することで合意したことを発表した。

 現在28歳のペレスは、2011年にザウバーからF1デビュー、マクラーレンを経て、フォース・インディアには2014年から所属している。これまで表彰台を8回獲得、そのうちの5回をフォース・インディアで達成した。

 チームが財政難に陥った後、2018年8月にレーシング・ポイント社が所有権を獲得、ランス・ストロールの父ローレンスをはじめとする投資家グループが新オーナーを務め、新たな体制下でのスタートを切った。

 これにより、現在ウイリアムズで走るランス・ストロールは2019年にフォース・インディアに移籍することはほぼ確実とみられている。一方ペレスは、再三、残留が確定していることを示唆しており、アメリカGP直前の木曜、両者の契約が正式に発表されることとなった。しかし今回の発表においてチームメイトについては言及されなかった。

「セルジオが2019年も我々との旅路を続けてくれることになり、喜ばしい」とチーム代表兼CEOのオットマー・サフナウアーは語った。

「この5年、セルジオはF1で最も才能ある、安定して力を発揮できるドライバーのひとりとして、そのポジションを確立してきた。彼はチームが前進する上で重要な安定性を提供してくれ、我々にとって大きな財産だ。このチームの新しい章をスタートする上で、セルジオが今後も我々のもとでレースをしてくれることを喜んでいる」

 発表に際し、ペレスは次のようにコメントしている。
「ようやく将来のプランについて発表することができ、とてもうれしい。2019年に向けてモチベーションが高まっている」

「フォース・インディアには2014年から所属している。このチームによって僕はドライバーとして成長し、コース上でスキルを発揮することができるようになった。この5年でたくさんの成功を収めてきたが、これからさらによくなるはずだ。チームは新たな投資を得たので、僕も今後に大きな期待を抱いている」

 ペレスの発表により、現在チームメイトを務めるエステバン・オコンの離脱はほぼ確実となった。高い評価を受けるオコンだが、2019年のF1レースドライバー契約を結べる可能性は低くなりつつある。現在レースシートが確定していないのは、フォース・インディア(1席)、ウイリアムズ(1席)、トロロッソ(1席)となっている。