2017年F3マカオGP決勝レースのスタートシーン 10月18日、FIA国際自動車連盟は11月15~18日にマカオ市街地のギア・サーキットで開催される第65回マカオグランプリのうち、FIA F3ワールドカップのエントリーリストを発表した。日本人ドライバーは現段階で7人がエントリーしている。
1954年に始まり、今年で65回目を迎える伝統のマカオグランプリは、メインレースとして1983年からF3規格が採用され、“F3世界一決定戦”として各国のF3シリーズから上位が参戦。近年はFIAにより『FIA F3ワールドカップ』として開催されている。
18日に公開されたエントリーリストには、昨年を上回る28台が名を連ねることになった。ヨーロピアンF3勢ではモトパーク・アカデミー、SJMセオドール・レーシング・バイ・プレマが5台ずつをエントリー。カーリンが4台、ファン・アメルスフールト、ハイテックGPが3台を揃えた。
ヨーロッパ勢では、2018年のヨーロピアンF3チャンピオンであるミック・シューマッハー、そしてシューマッハーとタイトルを争った昨年のマカオウイナー、ダニエル・ティクトゥムが戦いの中心になるか。また昨年、あとわずかで勝利を逃したフェルディナンド・ハプスブルク、カラム・アイロット、現役DTMドライバーのジョエル・エリクソンらも上位を争いそうだ。
一方、全日本F3選手権からは4チーム7台がエントリーした。現在B-MAXレーシングチームの2台はドライバーが未定だが、FIAのホームページでも「シリーズを圧倒した」と紹介されたトムスからは2018年全日本F3チャンピオンの坪井翔、そして2勝を挙げた宮田莉朋が参戦。また、笹原右京(スリーボンド・レーシング)、阪口晴南、大湯都史樹(戸田レーシング)は初めてのマカオに挑む。
ヨーロッパのチームから参戦する日本人ドライバーは、今季ヨーロピアンF3を戦った佐藤万璃音がモトパーク・アカデミーから、そして日本ではOIRC Team YTBから参戦した片山義章がカーリンのシートを獲得。こちらも初のマカオに挑戦する。現段階では日本人ドライバーは7人がエントリーしており、一大勢力となっている。
難攻不落のギア・サーキット、そしてクラッシュ続出のレースと、その勝利を掴むのは大きな困難を伴うマカオグランプリ。今季、世界にその名を轟かす若手は誰になるだろうか……!?
第65回マカオグランプリ
FIA F3ワールドカップ エントリーリスト
NoDriverNat.TeamEngine1ダニエル・ティクトゥムGBRモトパーク・アカデミーフォルクスワーゲン2ジョエル・エリクソンSWEモトパーク・アカデミーフォルクスワーゲン3ユーリ・ビップスESTモトパーク・アカデミーフォルクスワーゲン5フェルディナンド・ハプスブルクAUTモトパーク・アカデミーフォルクスワーゲン6佐藤万璃音JPNモトパーク・アカデミーフォルクスワーゲン7TBATBATBATBA8ヂョウ・グァンユーCHNSJMセオドール・レーシング・バイ・プレマメルセデスベンツ9ミック・シューマッハーDEUSJMセオドール・レーシング・バイ・プレマメルセデスベンツ10ラルフ・アーロンESTSJMセオドール・レーシング・バイ・プレマメルセデスベンツ11マーカス・アームストロングITASJMセオドール・レーシング・バイ・プレマメルセデスベンツ12ロバート・シュワルツマンRUSSJMセオドール・レーシング・バイ・プレマメルセデスベンツ15TBATBAB-MAXレーシングチームフォルクスワーゲン16TBATBAB-MAXレーシングチームフォルクスワーゲン17ユアン・ダルバラINDカーリンフォルクスワーゲン18カラム・アイロットGBRカーリンフォルクスワーゲン19サッシャ・フェネストラスFRAカーリンフォルクスワーゲン20片山義章JPNカーリンフォルクスワーゲン21大湯都史樹JPN戸田レーシング 22阪口晴南JPN戸田レーシング 23キーファン・アンドレスIRNファン・アメルスフールト・レーシングメルセデスベンツ25ソフィア・フローレシュDEUファン・アメルスフールト・レーシングメルセデスベンツ26フレデリック・ベスティDNKファン・アメルスフールト・レーシングメルセデスベンツ27笹原右京JPNスリーボンド・レーシングスリーボンド東名28レオン・ホンチオMACハイテックGPメルセデスベンツ29エナーム・アーメドGBRハイテックGPメルセデスベンツ30ジェイク・ヒューズGBRハイテックGPメルセデスベンツ31坪井翔JPNトムストヨタ-トムス32宮田莉朋JPNトムストヨタ-トムス