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King & Prince 岸優太は身近さを感じるリーダー? 言動からにじみ出る素直な人柄に迫る

2018年10月18日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 黄色いパーカーの上に紺色のジャケット、メガネがずれたまま変顔を続ける。


 「もう、役のためでしたら何でも、何でもしますよってぐらいの覚悟ではいますよね。別に変顔ぐらいじゃもうミジンコレベルっすよ」ーー岸優太、23歳。King & Princeのリーダー。


 歌って踊る姿はこれぞジャニーズ! というアイドル。でも、どこか“クラスに一人はいるタイプ”のような身近さを感じる。そんなちょっと不思議なアイドル、岸の魅力に迫ってみたい。


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■後輩に先を越されてからの奮闘ぶり


 10月12日放送の『RIDE ON TIME~時が奏でるリアルストーリー~』(フジテレビ系)で岸が出演する12月公開の映画『ニセコイ』の特写撮影に密着していた。


 「変顔じゃないですけどグワッと」というスタッフのオーダーも、ためらうことなくやってのけた岸。口を半開きにしたり半目にしたり、その様子に笑いながらも、こんなにも変顔のレパートリーがあるのかとひきこまれた。


 あまりの豹変ぶりに驚いたのか、密着していたスタッフが質問すると、「100いって、引き算することは可能じゃないですか。だからとりあえず100いってみないと、わかることって少ないのかなと思いますし」と岸。変顔一つとってもこのスタンスだ。勉強が嫌いで一発勝負してみようとジャニーズの道に賭けた。これが弱冠13歳の決意というから驚く。


 1年後輩にあたるSexy Zoneの佐藤勝利のデビューにショックを受けた岸。「荒れ果ててましたよ」と当時の心境を語った。「マイクを持てるところまで徐々に上がってきたから。けど(勝利は)入った瞬間にパパッといって自分とかよりも前にいっちゃうから、え! ってなって……」そう語る姿からは当時の荒む気持ちがありありと伝わってきた。


 ジャニーズJr.とはいえ、誰もがマイクを持てるわけではない。後輩に先を越されるというのも岸に限ったことではないが、それほど厳しい世界であることを物語っていた。


 雑誌のインタビューで岸は、「極論、やるだけやってみないとわからない」と語った。心が折れた時代を経て、入所から9年でつかんだデビュー。「Jr.時代もチャンスは転がっていた」と振り返った。岸は目の前のことをコツコツと積み重ねていくタイプだろう。


■まっすぐな姿勢が岸の魅力の一つ


 9月29日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)に出演した際、「デビューしてからどんどんケチになっていく」と明かした岸。あまりお金を使わないようにしているというその理由は、「デビューさせていただいたらたぶんきっとお金は入ってこれる、くるようになる。だからここでめっちゃ使うようになったら自分は依存しちゃうなってなって、むしろケチにしていこうと思って」とコメント。


 たどたどしく語る様子に、共演者からは「キミ何しゃべってるの? ずっと」とツッコミが入って笑いに変わった。続く、アピールポイントを紹介するコーナーで「足がいつでもつれる」を挙げた岸。映像で伝わりづらいにもほどがあるが、声を出して笑ってしまう一幕だった。


 同じパフォーマンスをしていても、どれだけ演出が入ろうとも、その人間性がにじみ出るもので、岸の一挙一動からは素直でまっすぐな人柄であることを感じる。


 リーダーだからと気張らず、無理にかっこつけるでもなく、自然体で周囲に笑いを振りまく岸。キャラクター的に、どこか頼りなくみえるかもしれないが、デビューイベントで「ミリオンヒットといつかは東京ドーム」と目を輝かせて言い切った姿は頼もしかった。知れば知るほど、岸の魅力に引き込まれる人が増えるのではないだろうか。(柚月裕実)