ピレリは、10月26~28日に開催される2018年F1第19戦メキシコGPで、各チームが使用するタイヤセットを発表した。
標高2300mに位置するアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで開催されるメキシコGP。空気が薄くダウンフォースが減少するため、タイヤ選択がレースの重要なカギとなる1戦だ。
2017年のレースでは、ほとんどのドライバーが1ストップ作戦を採り、ウルトラソフト-スーパーソフトとつないだマックス・フェルスタッペンが優勝を飾っている。
そんなメキシコGPにピレリが持ち込むコンパウンドはレッド・スーパーソフト、パープル・ウルトラソフト、ピンク・ハイパーソフトのもっとも柔らかい3種類。各チームは週末に使える13セットのうち、10セットを自由に選択することができる。
各チームもっとも柔らかいタイヤを重視しており、8~10セットのハイパーソフトタイヤをチョイスしている。なかでもルノーとザウバーは、全チーム中最多となる10セットのハイパーソフトを選択した。
タイトルを争うルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルは、両者まったく同じ選択。ハイパーソフト8セット、ウルトラソフト3セット、スーパーソフト2セットとしている。
F1アメリカGPでは硬いコンパウンド重視の選択をしていたマクラーレンも、今回ばかりはハイパーソフトを重視。フェルナンド・アロンソがハイパーソフト8セット、ストフェル・バンドーンが9セットチョイスした。
なお、トロロッソ・ホンダのふたりは、ハイパーソフト9セット、ウルトラソフト、スーパーソフトをそれぞれ2セットずつチョイスしている。