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18歳の過半数「お金を出して新聞を読もうと思わない」 信頼できるメディアは「テレビ番組」が最多

2018年10月17日 07:11  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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日本財団は10月15日、「18歳の意識調査」の第二弾テーマ「新聞を中心としたメディア関係」の調査結果を発表した。調査は今年9月にネット上で実施し、全国の17~19歳男女800人から回答を得た。

「普段新聞を読んでいない」と回答した人は52.5%。理由は、「面倒くさい・読む時間がないから」(50.7%)が最も多く、以降「新聞をとっていない・読む習慣がないから」(30.7%)、「高いから・お金がかかるから・金銭的余裕がないから」(28.3%)と続く。

また「他の媒体(テレビやネット)で十分だから・必要ないから」(23.3%)、「興味がある記事が載っていないから」(19%)という人も2割程度いる。

情報収集する方法、SNSがニュースサイトをわずかに上回る

普段、世の中の出来事について、何から情報を得ているかを聞くと、1位は「テレビ番組」(77.6%)。以降「ソーシャルメディア」(39.8%)、「ニュースサイト」(36.4%)と続き、「新聞」は14.8%に留まった。

これらのメディアを選択した理由は「便利だから」(38.1%)が最多で、次いで、「無料だから」(33.5%)、「普段からよく目にするものだから・昔からあるから」(31.6%)、「情報が早い・書き込みが早いから」(29.5%)と続く。

また信頼できるメディアを聞くと、最も多かったのは「テレビ番組」(50.3%)で過半数に達した。以降、「新聞」(37.3%)、「ラジオ」(18.3%)、「ニュースサイト」(16.5%)となった。

理由として「情報が正しいか流す前にしっかり確認していそうだから」(25.4%)、「分かりやすい・詳しいから」(24.9%)、「情報の出どころが明確なので」(24.5%)を挙げる人が多かった。

新聞は「文字がぎっしり詰まっていないなら読みたい」との意見も

新聞について「お金を出して購読しよう」と思わない人が、紙で51.8%、オンラインで69.6%いることがわかった。お金を出してもよいと回答している人は、紙が「月1000円まで」(8.5%)、オンラインは「月500円まで」(7.6%)が最も多かった。

新聞に望むことを聞くと、「わかりやすさ・読みやすさ」 「興味のある内容」 「紙面の見やすさ」「偏りのない内容・中立な内容」に関するのコメントが多く寄せられた。どのように変わったら読みたいと思うかを聞くと、

「専門用語の解説などがもっと充実すると読みやすくなると思う」(男性)
「イラストやカラーで読みやすく」(女性)
「偏見報道のない、中立的な記事が書ける新聞」(男性)
「文字がぎっしり詰まっていない新聞」(男性)

などの意見が挙がった。