セバスチャン・ベッテルは、有意義な日曜決勝は予選での優れたパフォーマンスによって始まると述べており、フェラーリF1が今後改善すべきはその部分だと考えている。
先月のモンツァでフロントロウを独占して以来、フェラーリはメルセデスに土曜午後の予選セッションで遅れをとっている。日本GPでは戦術ミスによりベッテルのグリッドは8番手と後方になり、その際のパフォーマンスが、鈴鹿の決勝での問題につながったことは明らかだ。
「土曜日に何かがおかしくて、日曜日に代償を支払うということが起きる。土曜日にミスをしたというだけでは、日曜日に影響しないはずだ」とベッテルは語った。
「残念ながら僕たちの視点からすると、土曜日に逃したとことが何であれ、翌日への打撃が大きく、このようなことになった。土曜日に集中する必要があるが、終わったことを変えることはできない」
過去3戦でフェラーリが低迷した一方、最大のライバルであるルイス・ハミルトンは圧倒的な強さを見せた。残り4戦となった現在、ハミルトンはベッテルに67ポイントの差をつけている。
ドライバーズ選手権でベッテルがハミルトンに追いつく可能性は低いが、今後に向けて学ぶべきことはある。
「今後、もっとうまくやらなければならないことがあるが、過去には戻れないし変えることもできない。だから前を見て、日曜日の結果を良いものにするために、これからの土曜日をしっかりやり遂げたいと思っている」