12月15日に2018/19年シーズンの開幕を控えるABBフォーミュラE選手権は、オランダのビール醸造大手であるハイネケンをオフィシャルビール&サイダーパートナーとして、ドイツの自動車部品、電動工具メーカーのボッシュをオフィシャルオートパーツパートナーに迎えると発表した。
10月15日に発表されたフォーミュラEとハイネケンの契約は5年間という長期に渡るもの。契約の発表に際しては、オランダの首都アムステルダムでスペシャルイベントを開催するなど大々的な形でPRが行われた。
また2018/19年シーズンのローマE-PrixやニューヨークE-Prix、メキシコシティE-Prixなどではハイネケンロゴがコース上に掲出されるとのこと。
「(ほかの選手権をはじめ)多くのパートナーシップを締結しているハイネケンは、世界中のファンから高い支持を集めている。そんなハイネケンのノウハウがフォーミュラEに活用されるのを楽しみにしているよ」と語るのはフォーミュラEのアレハンドロ・アガグCEO。
「それにハイネケンのような世界的にプレミアムブランドと認知されている企業がフォーミュラEに関与してくれるということは、我々が大きく成長していることの表れでもある」
ハイネケンのシニアディレクター、ジャンルカ・ディ・トンドは「フォーミュラEは将来的に顧客になる可能性を秘めている世界中の“ミレニアル世代”へアプローチする機会を提供してくれる」と述べている。
「今回のパートナーシップは、いずれも高い成果を収めている既存のF1やUEFAチャンピオンズリーグ、ラグビー・ワールドカップとのパートナーシップを補完するものになる。これらのパートナーシップでは世界中に我々の足跡を残すことができているんだ」
ハイネケンに続いて、フォーミュラEのパートナー入りを果たしたボッシュはシリーズと3年間の契約を締結している。
フォーミュラEのアガグCEOは「ボッシュは自動車部品サプライヤー大手で、その名は広く知れ渡っている。そんな彼らがフォーミュラEに関与してくることは紛れもなく大きなステップだ」とコメントを残している。