浅野いにおの原画展『画業20周年記念企画 浅野いにおの世界展~Ctrl+T2~』が12月21日から東京・池袋のサンシャインシティ ワールドインポートマートビルで開催される。
1998年に『菊池それはちょっとやりすぎだ!!』でデビューし、今年で画業20周年を迎える漫画家・浅野いにお。これまでに宮崎あおい主演で実写映画化された『ソラニン』、『第13回文化庁メディア芸術祭』マンガ部門審査員委員会推薦作品に選出された『おやすみプンプン』といった作品発表しているほか、サンボマスター、でんぱ組.incのジャケットイラストなども手掛ける。現在は『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中だ。
浅野にとって初の原画展となる同展では、『ソラニン』のネームをはじめ、作品の原画、浅野が初めて出版社に持ち込んだ原稿、インタビュー映像、劇中のキャラクターが身に着けている洋服などを展示。フォトスポットや物販の展開に加え、浅野が登壇するトークイベントも実施予定だ。
なおタイトルの「Ctrl+T2」は、浅野が編集作業で頻繁に使用するPhotoshopの「拡大・縮小」のショートカットキー「Ctrl+T」に由来し、2010年に出版した画集のタイトルにも使用。当初はタイトルを変更予定だったが、「ここ数年、この基本となる部分は変わらなかった」との理由から、「基本は変わらない続編」という意味を込めて「Ctrl+T2」となった。
発表とあわせて展覧会の描き下ろしキービジュアルが公開。浅野の作品に登場するキャラクターが50人以上描かれている。