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WEC第4戦富士:デンプシー・プロトンの2台にタイム加算のペナルティ。星野組が2位を失う

2018年10月15日 15:01  AUTOSPORT web

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WEC富士でLM-GTEアマクラスの2位表彰台を獲得していたデンプシー・プロトンの88号車だったが、レース後ペナルティが課せられた
2018-19年のWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”第4戦は10月14日、富士スピードウェイで6時間の決勝レースが行われたが、LM-GTEアマクラスのリゼルトに改訂が加えられ、デンプシー・プロトン・レーシングの2台のポルシェ911 RSRがタイム加算のペナルティを課せられた。

 10月14日に決勝レースが行われたWEC第4戦富士では、デンプシー・プロトン・レーシングの星野敏/ジョルジオ・ローダ/マッテオ・カイローリが駆る88号車ポルシェ911 RSRが途中ピット作業違反のペナルティがあったものの2位でフィニッシュ。星野は世界選手権デビュー戦で表彰台を獲得する殊勲の結果を残した。また、チームメイトのクリスチャン・リエド/ジュリアン・アンドラウアー/マット・キャンベル組77号車は8位でフィニッシュした。

 しかしレース終了後、10月15日午前1時45分という時間に、スチュワードは2台に対してタイムペナルティを加算した。ペナルティの内容は、ピット作業時の最低給油時間の違反となっている。

 2位でフィニッシュした88号車については、FIAとACOのテクニカル・デリゲートが給油装置を調査した結果、本来45秒間の給油時間のところ、42.3秒の給油時間だったことが判明。また、77号車については43.8秒の給油時間だったという。

 この結果88号車については76秒、77号車については31秒のタイムペナルティがレースタイムに加算されることになり、星野/ローダ/カイローリ組88号車は改訂版リザルトでは5位に。77号車は8位に降着することになった。

 またLM-GTEアマクラスはチーム・プロジェクト1の56号車が優勝という結果は変わらないが、2位はTFスポーツの90号車アストンマーチン・バンテージGTEに、3位はアストンマーチン・レーシングの98号車アストンマーチンという結果となった。