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アシックス、ロボットによるシューズの自動生産システムを導入

2018年10月15日 11:22  Fashionsnap.com

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アシックスが、シューズの新たな生産方法として、産業用ロボットによる自動生産システムを開発した。

 今回開発された生産システムは、シューズのアッパーと靴底の貼り合わせ工程を自動化したもので、接着面のプラズマ加工や搬送、接着剤の塗布をロボットが行うことによって同工程の生産効率を従来比2倍以上に高めることが期待できるという。同システムはアシックススポーツ工学研究所で研究・設計を行い、生産ロボットには安川電機の機器を採用。今後は鳥取にある自社工場 山陰アシックス工業に順次導入していく予定だ。
 アシックスは将来的にはAIやIoTを活用したマスカスタマイゼーションの実現も視野にいれており、輸送にかかる時間の短縮や輸送時のCO2排出削減にも挑戦するほか、多品種少量生産工程のさらなる自動化、海外工場で行っている少品種大量生産に向けた自動生産システムの開発にも取り組んでいくという。