スティーヴ・マックィーン監督の映画『WIDOWS』が『妻たちの落とし前』の邦題で2019年4月に公開される。
『それでも夜は明ける』で『アカデミー賞』で作品賞を含む3部門に輝いたスティーヴ・マックィーン。『WIDOWS』は1983年にイギリスで放送されたテレビシリーズ『Widows』にした作品で、マックィーンと映画『ゴーン・ガール』の原作者であるギリアン・フリンが共同脚本を手掛けている。4人の犯罪者の未亡人たちが女性犯罪チーム「WIDOWS」を結成し、夫が失敗した任務の遂行に挑むというあらすじだ。
最愛の夫を亡くして悲しみに暮れるも、反撃に立ち上がる主人公ヴェロニカ役を演じるのはヴィオラ・デイヴィス。彼女と共に「WIDOWS」のメンバーとなる未亡人をミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォが演じる。さらにヴェロニカの夫ハリー役にリーアム・ニーソン、「WIDOWS」に影響を与える政治家ジャック・モリガン役にコリン・ファレルがキャスティングされているほか、ダニエル・カルーヤ、ジャッキー・ウィーヴァー、ロバート・デュヴァルが出演者に名を連ねる。音楽はハンス・ジマー。
同作は、現地時間の10月10日に開幕した『ロンドン映画祭』のオープニング作品として上映。レッドカーペットにはスティーヴ・マックィーン、ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、ダニエル・カルーヤ、アン・ミッチェルが登場した。
スティーヴ・マックイーン監督は主演のヴィオラ・デイヴィスについて「ヴィオラ・デイヴィスは僕のアイコンなんだ!彼女はグレタ・ガルボやベティ・デイヴィス、キャサリン・ヘップバーンにも例えられる素晴らしい女優だ。偉大な監督は皆、女性を主人公にした映画を作っている。30年代から50年代には、こういうアイコンとなる女優を主演に起用した映画がよく作られていたよね。そういうタイプの映画が最近は作られなくなっていたけれど、今回とても貴重なチャンスをもらって、彼女のようなレベルの高い女優と仕事ができて、本当に光栄に思っているよ」と賛辞を贈っている。
今回の発表とあわせて日本語字幕付きの海外版予告編が公開された。