「モスバーガー」を展開するモスバーガーフードサービスは10月12日、韓国のモスバーガー店舗で使用していたトレーマットに誤解を招く表現があったと謝罪した。同社の合弁会社であるモスバーガーコリアが運営する韓国のモスバーガー店舗で、朝鮮語で
「安心してお召し上がりください。モスバーガーコリアは日本産の食材を使用しておりません」
と記載されたトレーマットを使用していた。
「誤った情報の流布を払拭するための緊急の表記だった」
モスバーガーフードサービスによると、今年2月以降、同社の合弁会社であるモスバーガーコリアが運営する韓国のモスバーガー店舗で「輸入規制がかかっているはずの日本食材を使用している」といった誤った情報が韓国内で流れ、SNSを中心に批判が相次いだという。
この沈静化のため、4~9月中旬まで韓国13店舗(8月末時点)で、事実誤認を伝えるトレーマットを使用していた。現在は誤った情報も沈静化し、通常のトレーマットを使用しているというが、日本では10月上旬、ネットユーザーが「今年の夏、韓国で見た風景」としてトレーマットの表記を紹介。ネットで、
「不安に思うなら、産地を表示すればいいだけ。こんな書き方はないだろう」
「モスバーガーは日本産食材が危険だと考えているってこと?」
「風評被害を助長してどうする」
などの批判が噴出していた。
モスフードサービスは「『安心してお召し上がりください。モスバーガーコリアは日本産の食材を使用しておりません』という表現が、日本国内の皆様よりご批判を頂いていることを真摯に受け止めております」と文書で謝罪した上で、
「誤った情報の流布を払拭するための緊急の表記だったとはいえ、誤解を招く表現だったと反省しております。今後、このようなことが無いよう、チェーン本部として指導を徹底してまいります」
とコメントしている。