エアトリは10月12日、宇宙旅行に関する調査結果を発表した。調査は今年9月にインターネットで実施し、10~70代の男女866人から回答を得た。
宇宙旅行は先日、ファッション通販サイト・ZOZOTOWNを運営するZOZOの代表取締役社長・前澤友作さんが月に行くと発表し話題になった。こうした影響もあってか、宇宙旅行の実現に向けて開発が進められていることを知っている人は97.1%と、認知度は高い。宇宙旅行へ「行ってみたい」と回答した人は63.3%となった。
「宇宙食を食べたり、SNS映えする写真や動画をたくさん撮影したりしたい」
宇宙旅行に行きたい理由を具体的に聞くと、
「子どもの頃から宇宙に興味を持っていたから」(60代女性)
「宇宙から地球を眺めたい」(70代男性)
「景色を楽しんだり宇宙食を食べたり、SNS映えする写真や動画をたくさん撮影したりしたい」(20代男性)
など「地球を自分の目で見たい」「無重力空間に行ってみたい」といった宇宙で体験したいことがあるという声が多く寄せられた。一方、行きたくないと回答した人からは、
「健康面が不安」(30代女性)「訓練しないといけないから」(40代女性)
「美味しい物があるわけでもないし、リスクだけが大き過ぎる」(40代男性)
など現実的な声が多くあがった。また「国内海外まだ行きたいところがあるのでそれを優先したい」(40代男性)と、地上を優先させたいという人もいた。
旅行でやりたいこと1位「地球を見る」 「バク転など地球でできないこと」挙げる人も
宇宙旅行を希望する人にどの星へ行きたいかを聞くと、1位は「月」(50.4%)。以降、大きな差を付けて「火星」(14.4%)、「土星」(6.9%)、「金星」(4.5%)、「冥王星」(3.5%)、「木星」(3.3%)、「水星」(1.3%)、「天王星」(0.5%)となった。「星には行かなくていい」という人も14%いる。
宇宙旅行に行ってやりたいことを聞くと、上位3つが「地球を見る」(83.6%)、「無重力体験」(63.5%)、「宇宙遊泳」(54.7%)。また「月面歩行」(51.6%)、「地球以外の星を見る」(49.1%)という声も多かった。
他には「バク転など地球でできないこと」(20.7%)、「宇宙人を探す」(15.3%)、「宇宙食を食べる」(14.2%)という人もいた。
どの程度の費用なら行きたいか聞くと「50~100万円未満」(32.9%)が最多だった。「10~50万円未満」(22.7%)、「~10万円未満」(13.5%)と、100万円以下で行きたい人は合計69.1%となった。
以降「100~500万円未満」(20.7%)、「500~1000万円未満」(7.5%)、「1000~5000万円未満」(1.6%)、「5000~1億円未満」(0.4%)、「1億円以上」(0.7%)と続く。前澤さんの月旅行にかかる費用は700~1000億円程度といわれている。一般人が現実的に宇宙旅行を検討するのはまだまだ先になりそうだ。