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「MCM」がグローバルクリエイティブオフィサーを新設、ダーク・ショーンベルガーを起用

2018年10月12日 10:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ダーク・ショーンベルガー氏
「エムシーエム(MCM)」がグローバルクリエイティブオフィサーを新設し、ドイツ人デザイナーのダーク・ショーンベルガー(Dirk Schonberger)氏が9月1日付で就任したと発表した。同氏が手掛けた商品は2019年初頭から店頭に並ぶ予定。デビューコレクションとなる2020年春夏コレクションは2019年後半に発表される。

 ダーク・ショーンベルガー氏はドイツのエスモードを卒業後、メンズウェアデザイナーのダーク・ビッケンバーグに師事。その後自身の名を冠したブランドを立ち上げ、力強くシャープな独自のテーラードスタイルを確立した。2007年にはドイツの「ヨープ!(JOOP!)」のクリエイティブディレクターに起用され、レーベル全体のクリエイティブを務めた。2010年からは「アディダス(adidas)」で8年間クリエイティブディレクターを担当。同氏が手掛けたスニーカーはヒットを記録し、「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」や「リック・オウエンス(Rick Owens)」、ラフ・シモンズ(Raf Simons)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、カニエ・ウェスト(Kanye West)らとのコラボレーションも多く手掛けてきた。
 エムシーエムではグローバルクリエイティブオフィサーとして、ベルリンデザインスタジオを拠点に世界中のエムシーエムブランドのプロダクトデザインおよび開発に携わる。同氏は「自分たちのスタイルの表現に関してしっかりと自分の意見を表明し、新しいことに積極的かつ勇敢に挑戦する新世代消費者たちをターゲットに創作活動に取り組むことができ大変光栄に思う。MCMの中核にある楽観主義やポジティブ感、そして透明性こそがこのブランドの原動力。ジャーマンラグジュアリーを世界へ向けて発信するグローバルなパワー ハウスを築くことができると私は信じている」とコメントしている。