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藤田ニコルが語る“初単独MC”の心境と野心 「ファンの子たちも調査しながら巻き込んでいきたい」

2018年10月11日 17:52  リアルサウンド

リアルサウンド

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 スマホネイティブなミレニアル世代の女性を対象にしたトークバラエティ新番組『#ミレニアガール』(毎週木曜日25時25分~26時25分、フジテレビ系で放送)が、10月11日よりスタートする。


 藤田ニコルが初の単独MCを務める同番組。毎回2名の“ミレガ”(同番組の造語であり、2000年以降に成人した女性「ミレニアルガール」の略称)の女性経営者、評論家、研究者や芸能人をゲストに招き、ドラマ・映画・ドキュメンタリー・アニメ・バラエティなど、好きな動画への思いを自由に語り合うというもの。また、お気に入りのスマホアプリやテック情報を紹介したり、スタジオで気になったアプリを体験する。


 最近はモデル、タレントとしてはもちろん、渋谷109でブランドを立ち上げ、プロデューサーとして企画・監修も行うなど、マルチに活躍の場を広げる藤田ニコル。リアルサウンドテックでは、同番組の初回収録現場に潜入し、彼女に初の単独MCや、同番組のことについて話を聞いた。


(参考:女子中高生対象「Instagram」に関する調査結果発表 8割がアカウント所有、うち複アカは4割など


・ 「100点満点中だったら……69点!」


ーーまずは初の単独MC番組『#ミレニアガール』、初回収録おつかれさまでした。収録にはどういう気持ちで臨みましたか?


藤田:打ち合わせの段階で「やってみなきゃわかんないか!」って言われたので、どうなるかわかんなかったんですけど(笑)。ゲストの椎木里佳ちゃんと誠子ちゃん(尼神インター)に助けられながら、なんとか1回目の収録を終えることができました。


ーー終えたばかりでなんですが、手応えはどうでした?


藤田:100点満点中だったら……69点! あれ、まぁまぁ高いな(笑)。


ーー(笑)。普段は情報をどこで仕入れるんですか?


藤田:私、どんどん情報に疎くなってきてしまってるんです。何が流行ってるとかわからなくなるから、後輩モデルのTwitterとかInstagramを見て、「あ、こんなのが流行ってるんだ」と追いつくくらいで。でも、よくチェックするようにはしているので、置いていかれてはないのかなと。アプリもとりあえずダウンロードしてはみますし。


ーーご自身で最近見つけた面白いアプリは?


藤田:なんだろうな……(しばし沈黙)……うん、毎日仕事してるから……(笑)。番組を通じて、自分もいち視聴者として見つけていけたら嬉しいです!


ーー強引に乗り切りましたね(笑)。第1回目で紹介されたアプリはどうでした?


藤田:第1回では自撮りアプリと将棋のアプリを紹介してもらったんですけど、将棋のアプリにすごく興味が湧いて。


ーーそっちですか。


藤田:(笑)。自撮りアプリのほうは知ってたので、全然知らない分野だからこそ「こんなのがあるんだ」と驚きました。


ーー挑戦してみようと思いますか?


藤田:それはちょっと考えさせてください(笑)。


ーー(笑)。自撮り、画像加工のアプリについては知っていたということですが、どこで情報を仕入れたんですか?


藤田:ファンの子から教えてもらったんです。でも、アプリ名を知らなかったので、今回の収録を通して知ることができてよかったです。


ーーファンの方経由で知ることもあるんですね。


藤田:そうですね。自分よりも色んなことを知ってる子たちなので、すごく勉強になります。番組をやっていくうえで、ファンの子たちにも「何が流行ってる?」と調査しながら巻き込んでいきたいですね。


ーーアプリ以外にもドラマや映画など「好きなもの」について話す番組でもありますが、これだけ自分の「好きなもの」を話す番組というのは、なかなかないですよね。


藤田:滅多にないと思います。だからこそ世代が違っても盛り上がるし、楽しい番組だなと。いつか私からも色んなものを紹介できるようにできたらいいなと思いました。


ーーゲストはこれからも幅広いジャンルの方が登場するようですが、どんな方に来てほしい、会ってみたいと思いますか?


藤田:同い年で社長をやっている椎木里佳ちゃんのような人には、話すとすごく刺激を受けるので、近い世代で活躍してる人に会えるのは楽しみですし、誠子ちゃんみたいなイマドキの人もバランス良く来てくれたらいいなと思います。ミレニアル世代には色んな形で活躍している方がいるので!


・「ただのテクニックだけじゃなくて、アプリとか技術の話も」


ーー最近では渋谷109でブランドを立ち上げ、プロデューサーとして企画・監修も行うなど、マルチに活躍していますが、番組を通じて発信したい自分の新たな一面はありますか?


藤田:そういう意味でも、単独MCは自分の新しい一面だと思います。バラエティでもいつもは自由にやらせてもらっていて、聞かれたことに対して答えるだけだったんですけど、今回は自分が聞く側に回ったので「MCって大変なんだ……」と実感しました。いつも、会話は「へえ~」って返すだけで終わってしまうので、上手く話を広げていく力をちゃんと身につけて、みなさんにお見せできればいいなと思います。


ーーなるほど。では「単独MCが決まりました!」と言われてから、他のバラエティでMCの方がやっている様子を見て研究したり?


藤田:今日の経験を活かして、今後のバラエティではしっかり見るようにします(笑)。まずは人に興味を持つことからスタートですね!


ーー人に興味を持たないタイプだったんですか。


藤田:そうなんです。あまり人に興味がなくて、だから会話も広がらなかったのかなって。「自分のことが大好き!」って感じだったんですけど、今日をきっかけに考え方も変わった気がします。そうやって番組と一緒に成長していけるといいですね。


ーー「こういうものを紹介してほしい!」という希望はありますか?


藤田:ファッションとかメイクが好きなので、その辺りの情報も紹介してもらいながら、自分でも熱く語ってみたいです。女性だけの番組だからこそできる話題かもしれないですし、見てくれる人たちにとっても得する情報になりますよね。ただのテクニックだけじゃなくて、アプリとか技術の話も絡めていくと、もっと面白い番組になると思います。


ーーブランドプロデューサーとして、椎木さんのような同世代で会社を経営している方の意見は参考になりましたか。


藤田:本当に同い年なのかなってくらいしっかりしているので、自分も頑張らないとなと思いました。椎木さんが脳で動くタイプなんだとしたら私は直感で動くタイプなので、色々勉強になりましたね。


ーーでも、にこるんさんも20歳を迎えたことですし、考えて行動することも増えてきたんじゃないですか?


藤田:これから変わっていくとは思うんですけど、まだまだ直感のままですねー(笑)。(中村拓海)