『花椿』冬号が10月15日に刊行される。
資生堂の企業文化誌である『花椿』。今号は「Light and Shadow(光と陰)」をテーマに据え、巻頭特集にはペトラ・コリンズが日本の1970年代のサブカルチャーに着想を得て、現代の日本の少女の陰影を捉えた撮り下ろしのフォトストーリー『The Girls,Pure and Radical 東京少女の不敵と純真』を掲載する。また香水ブランド「セルジュ・ルタンス」の創立者であるセルジュ・ルタンスによる「エレガンス」にまつわるエッセイや、バリー・ユレーギ、ジュリア・グラッシ、センタ・シモンドの3人の写真家がパリの日常の光と陰を写した作品も収められる。
連載のインタビューでは、『花椿』のアートディレクターを40年以上にわたって務めた仲條正義の作品集が今秋に刊行されることに伴って、作品集の編集を担当した葛西薫、服部一成と仲條が鼎談。Charaがバーのママに扮する対談連載「サロン・ド・バー 花椿」には満島ひかりがゲストとして登場し、「光と陰」をテーマに「ひかり」の名前の由来や、事務所を独立してからの話などを語っている。
別冊付録の「花椿文庫」は「福原信三の美」。資生堂の初代社長で写真家でもあった福原信三が伝えてきた「美」について、武田砂鉄が書き下ろした1冊になっている。
『花椿』冬号は資生堂関連施設および全国の書店の約50か所で無料配布される。配布場所はオフィシャルサイトでチェックしよう。