映画『くるみ割り人形と秘密の王国』の日本語吹き替え版声優が発表された。
ディズニーの新作となる同作は、ドイツの童話でクラシックバレエの演目となっている『くるみ割り人形』を実写映画化したもの。母の死によって心を閉ざした主人公のクララが、クリスマスイブの夜に「花の国」「雪の国」「お菓子の国」「第4の国」からなる4つの王国に迷い込み、やがて「第4の国」の反乱によって危機に瀕した王国の戦いに巻き込まれていく、というあらすじだ。公開は11月30日。
今回発表されたのは、機械いじりが好きな14歳のクララ役の小芝風花。2014年に映画『魔女の宅急便』の主人公キキ役で映画デビューした小芝が声優に挑戦するのは今回が初となる。さらに「お菓子の国」の統治者シュガー・プラム役に坂本真綾、クララを別世界の冒険に誘う「くるみ割り人形」のフィリップ役に小野賢章がキャスティング。
小芝風花は役作りについて「今回は実写映画化なので、人が動いて実際に演じているので、私がつくるというよりは、演者さんのお芝居をいかに表現できるかという方に気をつけようと思ったので、事前に何か作ってくるというよりは現場に入ってから映像を見て、演出の方と話して、少しでも近づけられるように意識しました」とコメント。
また坂本真綾は「シュガープラムを演じるキーラ・ナイトレイさんが、今まで見たことがないほどにエキセントリックな役づくりをしていて、その新鮮な魅力に惹き込まれました。この役を楽しんで演じているのが伝わってきて、私も思い切り楽しみながら収録に臨むことができました」、小野賢章は「フィリップは、不思議な国に迷い込んだクララと共に行動する頼れるナイトのような存在です。周りのキャラクターと関わることで変わっていく、フィリップの感情の変化に注目して頂きたいです!」と語っている。
■小芝風花のコメント
・クララ役に決まった時の気持ちについて
最初はとにかくびっくりしました。私がディズニーの声を出来るんだと思って。「くるみ割り人形」は小さい頃から知っていて、凄く好きだったので、まさか、ディズニーというだけでも嬉しいのに、「くるみ割り人形」という作品で声をやらせてもらえるんだというのは本当にうれしかったです。
・オーディションについて
めっちゃ緊張しました。でも、オーディションと思わないようにしようって思って、緊張しちゃうのでクララに決まったていで頑張ろうと思いました。演出の方が結構細かく指示してくださっていたので、それを忠実に再現できるように頑張ろうと思いました。
・役作りについて
今回は実写映画化なので、人が動いて実際に演じているので、私がつくるというよりは、演者さんのお芝居をいかに表現できるかという方に気をつけようと思ったので、事前に何か作ってくるというよりは現場に入ってから映像を見て、演出の方と話して、少しでも近づけられるように意識しました。
・クララについて
(クララは)凄く頭のいい女の子で、機械いじりとかが得意で、他の女の子が持っていない所をいっぱい持っている女の子です。
結構、お母さんをなくして心を閉ざしてしまっている部分もあるんですけど、自信がない中から、自分の中にたった一言、ちょっとしたきっかけで、自信を持った時の行動力がすごくある子です。
そういうところは、母とか近い人からの一言で自信を持った時の行動力とか、パンってたった一言なのにこんなに自信を持てるんだという所は、似ているのかなと感じました。
・吹き替えのアドバイスは受けたか
事務所の方、演出の方から、めちゃめちゃがちがちに緊張していて、「収録だから、いくらでもやり直せるからとにかく思いっきりやってください」、「失敗してもいいから」って言ってくださって、気負わず頑張ろうと思っていたんですが、やっぱり緊張しました。
・作品の世界観について
すごく凄く豪華で、華やかです。
ディズニー映画ってキラキラしていて、見ているだけでワクワクするんですけど、ポスターも衣装もそうですし、とにかく豪華なんです。
だから、ディズニー好きな人はもちろんですけど、子供から大人までどんな人が見ても楽しんでいただけると思います。
・どんな人に観てほしいか
ディズニー作品が大好きな方はもちろん楽しんでいただける作品ですし、バレエやアニメ、絵本で「くるみ割り人形」を知っている方も、私が小さい頃見ていた「くるみ割り人形」のイメージと少し違っていて、すごく豪華で、華やかで、めちゃくちゃ楽しかったので、「くるみ割り人形」をもともと知っている方も見てほしいです!小さい子からお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで幅広く観てほしいです。
・フィギュアスケート経験者だが、「くるみ割り人形」の楽曲を使用したことはあるか
(演技したことが)あったんです!私が小学校4年生5年生の時に、ちょうど「くるみ割り人形」の「行進曲」で躍っていて、すごく好きな曲だったので、「ここでも繋がっていた!」と思って、嬉しかったです。
■坂本真綾のコメント
シュガープラムを演じるキーラ・ナイトレイさんが、今まで見たことがないほどにエキセントリックな役づくりをしていて、その新鮮な魅力に惹き込まれました。この役を楽しんで演じているのが伝わってきて、私も思い切り楽しみながら収録に臨むことができました。ぜひ吹き替え版でもたくさんの方にご覧いただきたいです。
■小野賢章のコメント
フィリップ役を演じさせて頂きました小野賢章です。
フィリップは、不思議な国に迷い込んだクララと共に行動する頼れるナイトのような存在です。周りのキャラクターと関わることで変わっていく、フィリップの感情の変化に注目して頂きたいです!