トップへ

『パターソン』ゴルシフテ・ファラハニが命がけでISと戦う母親に 『バハールの涙』2019年1月公開

2018年10月10日 15:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された映画『Girls of the Sun(英題)』が、『バハールの涙』の邦題で2019年1月下旬に全国ロードショーされることが決まった。


参考:ジム・ジャームッシュの到達点となった『パターソン』、その深いテーマを徹底考察


 2014年8月3日、ISの攻撃部隊がイラク北部のシンジャル山岳地帯に侵攻した出来事から着想を得た本作は、捕虜となった息子を助け出すため、銃を取って立ち上がったクルド人女性と、片眼の戦場ジャーナリストの“真実”の物語。女弁護士のバハールは、愛する夫と息子に恵まれ幸せに暮らしていたが、ある日、クルド人自治区の故郷の町でISの襲撃を受け、男性は皆殺されてしまう。数か月後、バハールは人質にとられた息子を取り戻すため、女性武装部隊“太陽の女たち”のリーダーとなり、最前線でISと戦う日々を送っていた。同じく小さな娘と離れ、戦地で取材を続ける片眼の戦場記者マチルドの目を通し、再び我が子を抱きしめる日を夢見て、内戦を生き抜くバハールの姿が映し出されていく。


 主演は、『パターソン』のゴルシフテ・ファラハニと、『モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由』のエマニュエル・ベルコ。自ら内戦が続くクルド人自治区に赴き、女性戦闘員たちを取材した、新進監督のエヴァ・ウッソンがメガホンを取った。(リアルサウンド編集部)