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ファミマ・ロシアンルーレットパンは味覚より精神にくる大人仕様だった「これワサビ臭がする」「私のもする」

2018年10月10日 06:51  キャリコネニュース

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ハロウィンパーティーの商品が増えるこの季節。ファミリーマートは10月9日、「パンでロシアンルーレット」を発売した。公式サイトには「みんなで食べて楽しむロシアンルーレットパン」とあり、ちぎりパン9個のうち1つに「わさびタルタル」が入っているという。

ネットでは、「ファミマのパンでロシアンルーレット出来んのw買うわwww」「朝急いでいて見た目で買ったら後悔するやつだ」などざわつく声が多く寄せられた。実際どんな味なのか、キャリコネニュース編集部でも食べてみた。

一部「中身」が見えてしまうも、移る「ワサビ臭」でアタリ特定は難しい?

骸骨や魔女などのポップなイラストが描かれた包装袋の中に、約20センチメートル四方のパンが入っている。持つとずっしりと重く、1袋398円と中々の価格だ。

パンは9つの正方形にちぎりやすいようになっており、それぞれ「ワサビ葉入りタルタルソース」が1つ、「チョコクリーム」「クリーム」が4つずつ。ちぎると、パンのふんわりとした感触が伝わってくる。分割した1つ1つはぶ厚めで、食べごたえがありそうだ。

ちぎったパンを筆者含む弊社スタッフ9人で選び、一斉に食べてもらうことにした。しかし、ちぎっている途中でパンの中身(チョコレート)が見える事態が発生。ネタが1つばれてしまった。「わさび入りは絶対に食べたくない!」という人にとってはリスク回避になるため、必ずしもエラーとは言い切れない。

アタリもしくは隣接するパンを選んだと思われる人からは「これめちゃくちゃワサビのにおいがする」「私のも。これがアタリなのでは……?」などの声が上がっていた。食べる前にざわつく様子はロシアンルーレットらしい光景だ。

ワサビの辛さは「サビ入り回転寿司」以下 しかし地味にキツい不快感

ワサビ入りは、筆者が当たった。しかし辛さより、タルタル風味が上回るため悶絶することはなかった。回転寿司のサビ入りより鼻にこない。リアクション芸を行うには難易度が高い商品だが、辛味が苦手な人でも楽しめる安心設計ということだろう。さらに食べ進めていくと「意外といける……?」とも思えてきた。このパンに白身魚のフライを挟んだらとても美味しいと思う。

しかし、本来ならチョコやクリームが入っているはずが「自分だけワサビ入りタルタル」「異質なものを引いてしまった」という奇妙な感覚は拭えない。一口食べたとき、「うげえ」と思ったのも事実だ。激辛ではない分、その不快感がじんわりと精神的にくる。

仮にアタリが激辛だったら、氷を舐めるなどして落ち着いたとき「あー辛かった」とホッとする瞬間がある。しかしこのロシアンルーレットは、めちゃくちゃ辛いわけではないからこそ、「なんか妙な感じ」が胃やメンタル面にズルズル残る。

辛さという味覚的な部分ではなく、「精神的な部分」で参加者をザワザワさせる点において、大人も楽しめるロシアンルーレットだという気はする。商品は、1袋962キロカロリー。ハイカロリーかつ食べごたえもあるため、複数人でのシェアをおすすめしたい。