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マルグリット・デュラスの自伝的小説を映画化 『あなたはまだ帰ってこない』

2018年10月09日 18:21  CINRA.NET

CINRA.NET

『あなたはまだ帰ってこない』 ©2017 LES FILMS DU POISSON – CINEFRANCE – FRANCE 3 CINEMA – VERSUS PRODUCTION – NEED PRODUCTIONS
映画『あなたはまだ帰ってこない』が、2019年2月22日から東京・渋谷のBunkamura ル・シネマほか全国で順次公開される。

同作は、『愛人/ラマン』などで知られるマルグリット・デュラスの自伝的小説『苦悩』の実写映画版。1944年、ナチス占領下のフランスを舞台に、レジスタンス運動家であった夫ロベール・アンテルムの帰還を待ち続けるマルグリット・デュラスの苦悩の日々を描く。原題は『La Douleur』。

パリのアパルトマンの一室でロベールを待ち続けるデュラス役にメラニー・ティエリー、ロベール役にエマニュエル・ブルデュー、ゲシュタポの手先でデュラスに近寄るラビエ役にブノワ・マジメル、レジスタンス運動のメンバーでデュラスを支えるディオニス役にバンジャマン・ビオレがキャスティング。監督は、ジャン=リュック・ゴダールやクシシュトフ・キェシロフスキの助監督を経て1995年に監督デビューを果たしたエマニュエル・フィンケルが務めた。フィンケル監督は映画化にあたって「デュラスの『苦悩』を初めて読んだのは20歳の頃。30年ぶりに再読し、まるで初めて読んだかのように激しく揺さぶられた」「これは愛の物語です」とコメント。