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『デュエルリンクス』“キング”こと松坂桃李がデッキを公開 まさかの“ブラマジデッキ”に「ロマンがあって最高」

2018年10月09日 17:42  リアルサウンド

リアルサウンド

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 俳優の松坂桃李が、かねてから熱中してプレイしているカードゲームアプリ『遊戯王 デュエルリンクス』(以下、『遊戯王』)で使用しているデッキのひとつを自身の公式Twitter(@MToriofficial)で公開した。「ブラック・マジシャン(通称:ブラマジ)」を3枚も揃えた“ブラマジデッキ”に「ブラマジでデュエルキングはロマンがあって最高です」と反響が上がっている。


【画像】松坂桃李の“ブラマジデッキ”の中身


 松坂が『遊戯王』に熱中していることが明らかになったのは、2018年1月29日放送の 『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にゲスト出演した時のこと。当時、上映間近だった主演映画『不能犯』の番宣そっちのけで、菅田将暉やリスナーとの『遊戯王』トークが白熱した。その後も、同番組に松坂が出演するたびに『遊戯王』トークが繰り広げられ、ネット上で話題を呼んでいる。最初は迷惑そうなリアクションを見せていた菅田も、今では立派なデュエリストだ。


 ゲーム内には、「ランク戦」というオンラインでの対戦モードが存在し、世界中のプレイヤーとデュエルすることが可能。そのなかで松坂は、最高ランクの“デュエルキング”であることも明かしている。「ランク戦」は、勝敗によって増減するポイントにより称号が上がっていく仕組みで、「ルーキー1~5」、「ブロンズ1~5」、「シルバー1~5」、「ゴールド1~5」、そして21段階の階級の頂点に君臨する“最強の称号”が「デュエルキング」だ。松坂は、ゲーム内で一度も課金せずに、「デュエルキング」に君臨しており、その確かな実力で、ひそかにデュエリストたちの尊敬を集めてきた。


 そんな松坂=“ムカキング”(無課金でキング)が、どんなカードを揃えたデッキを使い、頂点に登りつめたのか、興味を持っていたリスナーは多かったはず。松坂は、「何デッキを使ってるんだ?という声が聞こえたので、ランク戦で使ってるデッキの一つです。今月はこやつで突破しました」と、所持している20デッキ中の1つを公開した。


 デッキの特徴として「ブラック・マジシャン(ブラマジ)」のカードが3枚も並んでおり、Twitter上では「ブラマジ三種類揃えてる辺り流石です」「本当にこのブラマジで行けたんですか? 」などのリプライが飛び交っていた。他のモンスターカードは「闇紅の魔導師」「ヂェミナイ・エルフ」「魔道化リジョン」「マジシャンズ・ロッド」と、魔法使い族でほぼ揃っている。デッキには、「マスター・オブ・マジシャン」というスキルが設定されており、松坂がこのデッキで使用しているキャラが、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』(2000年4月~9月テレビ東京系、他再放送)のバトルシティ編で主人公・遊戯が対決した「パンドラ」であることがわかる。「ブラック・マジシャン」といえば遊戯の愛用カードの印象が強いが、アニメでは、パンドラも「ブラック・マジシャン」を中心としたデッキを使う「ブラックマジシャン使い」と称されていた。


 「マスター・オブ・マジシャン」のスキルはライフが2000減った時に使用可能で、デッキ外から「黒魔導」、「千本ナイフ」、「黒魔導強化」のいずれかを手札に加える効果を持っている。松坂のデッキには、「黒魔導」が2枚と「千本ナイフ」が1枚あるため、この効果を利用して手札に加えるのだろう。また、ライフを半分払うことでデッキから「ブラック・マジシャン」1体を特殊召喚する「黒魔術のカーテン」も存在するので、この効果を利用してライフが2000減った後、「マスター・オブ・マジシャン」の効果を発動させることが容易になると考えられる。


 松坂がデッキを公開した後、Twitterでは「松坂桃李デッキのデュエリストに3回遭遇しました」という目撃情報も寄せられており、同じデッキを組んでプレイしているデュエリストが増加しているようだ。しかしながら、「このデッキを組んでキングになってるあたり、松坂桃李頭良さそう」「実に難易度の高いデッキ」というコメントも見られる。松坂のデッキにある「闇紅の魔導師」「凡人の施し」「光の封殺剣」は、この構成のなかでは異端に見えるし、このデッキを使いこなすのは至難の業だ。しかし、そこに本人の強いこだわりもあるのだろう。


 ビジュアル違い、全てシャイン加工された「ブラック・マジシャン」を3枚。そこにアニメで遊戯も使っていた「光の封殺剣」を組み込んでくるあたり、松坂の本作品への愛が感じられる。残りのデッキが公開されることはあるのか、デュエリストたちの期待が高まっている。


(大和田茉椰)