鳥羽がタイGPで12位を獲得
アティラプワパはリタイア
Rd.15 タイGP/チャーン・インターナショナル・サーキット
2018年10月7日(日)
コンディション:ドライ
気温:31℃ 路面:52℃
Honda Team Asiaの鳥羽海渡は、2018年第15戦タイGPの決勝レースを12位でゴール。チームメートのナカリン・アティラプワパは、残念ながら転倒リタイアに終わりました。
現地時間午前11時(日本時間午後1時)にスタートした22周の決勝レースで鳥羽は9列目26番グリッドからスタート。暑いコンディション下で多くの選手が転倒する中、鳥羽はしっかりとマシンをコントロールしてレース中盤から徐々に順位を上げ、最後は優勝者まで3.6秒差でチェッカーフラッグを受けました。
今回がホームグランプリのアティラプワパは、徐々にラップタイムを上げて前へ追いつこうとした矢先の6周目に最終コーナーで転倒。即座にレースへ復帰しましたが、転倒の影響でリアブレーキがなくなっていたために20周目に再び転倒を喫し、リタイアを余儀なくされました。
次戦の第16戦日本GPは栃木県のツインリンクもてぎで開催。10月19日(金)午前9時にMoto3クラスのFP1がスタートします。
鳥羽海渡(12位 / 38'14.402 / +3.613)
「低いグリッドになった予選結果と、序盤の3~4ラップがレースのリザルトに影響してしまいました。中盤以降に追い上げることができたのはよかったのですが、序盤4ラップがよければもっと上位でレースをできていたと思います。それだけに、今日はものすごく残念なレースでした。この悔しい気持ちを、次の日本GPにぶつけます」
ナカリン・アティラプワパ(DNF / 33'54.845 / +3Laps)
「スタートとレース序盤はあまりよくなかったのですが、そこからどんどん順位を上げていきました。周回ごとに一人ひとりオーバーテイクしていったのですが、最終コーナーの進入スピードが速すぎて転倒をしてしまいました。マシンを引き起こしてレースに復帰したのですが、リアブレーキがとれてしまっていたので、マシンコントロールが難しく、2回目の転倒を喫してしまいました。とても残念な結果で、本当に悔しいです」
青山博一 チーム監督
「海渡はサバイバルレースに生き残り、26番手スタートから12番でフィニッシュしました。最後まで諦めずにペースが悪くなかったのは今回の収穫ですが、序盤にもっと強い気持ちで挑めば、さらに上位で走れていたはずです。彼は速さのあるライダーで、それを存分に発揮できなかったという意味で、今回は悔しいレースでした。ナカリンは、母国GPのプレッシャーが2度の転倒という結果に繋がってしまいました。とはいえ、今回初めて経験するホームグランプリでいろんなことを学べたと思います。今回のウイークで得たものを、シーズン終盤に活かしてほしいです」