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乃木坂46、『NOGIBINGO!10』は“見たことのない乃木坂”に新展開? 番組史上初の取り組みに期待

2018年10月08日 13:31  リアルサウンド

リアルサウンド

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 乃木坂46の冠バラエティ番組『NOGIBINGO!10』(日本テレビ系)が、10月9日よりスタートする。


参考:乃木坂46 若月佑美、11月に卒業へ グループの基盤を作った“舞台演劇”における功績


 2013年にスタートした『NOGIBINGO!』シリーズは、『乃木坂工事中』(前身番組『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系))に次ぐ、乃木坂46にとっての“2大冠番組”の一つ。『乃木坂工事中』のMCはバナナマン、『NOGIBINGO!』シリーズのMCはイジリー岡田とそれぞれスタート時から変わらずそのままだ。先日、9月23日に放送となった『乃木坂工事中』では、バナナマンの設楽統がイジリーの伝統芸と言ってもいい楽屋潜入を冗談交じりに試みようとし、それに日村勇紀も「イジリーさんの仕事こっちがもらいましょう!」と乗っかる一幕があった。実は、イジリーは『乃木坂って、どこ?』時代にゲストとして出演したこともある親しい仲であり、その敬意ある関係性が現在も続いていることが分かる。


 そんな『乃木坂工事中』と対をなす『NOGIBINGO!』シリーズは、白石麻衣がクリーム砲を浴びるという鮮烈な企画からスタートした。今でこそ、全身粉まみれになったり、顔面パイを食らったりと罰ゲームも度々見られるようになった乃木坂46だが、6thシングル『ガールズルール』でセンターが生駒里奈から白石へ交代した当時、まだまだ“清楚”のイメージが強かった彼女たちがクリーム砲を食らう姿はなかなかに衝撃的だった。その後のシリーズにおいても、ファンからの好評を博しレギュラー企画となった、メンバーの萌えセリフを堪能することができる「妄想リクエスト」を筆頭に、“見たことのない乃木坂”を開拓したのは『NOGIBINGO!』シリーズだった。


 前シーズンの『NOGIBINGO!9』スタートからちょうど1年ぶりと、これまでで最もインターバルが空いた今回の『NOGIBINGO!10』。今シーズンは「乃木坂、ガマンしません」をテーマに、スタジオを飛び出し、シリーズ初の全編ロケで収録されるとのこと。さらに、毎回1人を“わがままセンター”にして、そのメンバーの普段はガマンしていることを解放していくという。今夏開催された『乃木坂46 真夏の全国ツアー2018』では、メンバー一人ひとりが演出を手がけた「ジコチュープロデュース」企画が話題となった。“わがままセンター”は、それらを踏襲した延長戦と言ってもいい企画だろう。


 1回目のわがままセンターは秋元真夏が務め、「大自然をガマンしない」をテーマに大園桃子、新内眞衣、和田まあやと共に大自然にあるキャンプ場でロケを行ったという。秋元は後輩メンバーからも“イジってもいい先輩”として、すっかりグループのバラエティ班として定着しているが、それは裏を返せば信頼できるメンバーであることを示している。齋藤飛鳥や生田絵梨花、白石などからはいじり倒されている一方で信頼関係は特に深く、先日放送された『ザンビプロジェクト』のSHOWROOMでも、乃木坂46合同会社代表の今野義雄が秋元に信頼をおいている様子が見て取れた(参考:乃木坂46久保史緒里&梅澤美波、欅坂46菅井友香&守屋茜、けやき坂46柿崎芽実&加藤史帆が舞台『ザンビ』追加キャストに )。秋元という人選は、記念すべき『NOGIBINGO!10』のスタートを切るに相応しいプロデュースメンバーである。


 また、今シーズンより新しい試みとして番組の公式Instagramが新設されている。アカウントでは秘蔵オフショットが公開されるとのことで、より見たことのないメンバーの素顔が解放されることだろう。さらに、西野七瀬は年内をもって、若月佑美は11月いっぱいでグループを卒業することが発表しており、2人がどのような“わがままセンター”を務めるかも、今季の大きな見どころの一つとなる。猫に扮した愛らしい西野や桜井玲香との仲良しペアでファンの心を掴んだ若月など、様々なドラマを生んできた『NOGIBINGO!』が、最後に2人のどのような素顔を引き出してくれるのだろうか。(渡辺彰浩)