MotoGP第15戦タイGP、MotoGPクラスは、タイのチャン・インターナショナル・サーキットで2日目の予選を行い、マルク・マルケス(ホンダ)が1分30秒088でポールポジションを獲得した。
MotoGPクラスの3回のフリー走行で総合トップに立ったのはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)。ドヴィツィオーゾはフリー走行2回目に続き、フリー走行3回目をトップで終え、フリー走行4回目もトップタイムを記録。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1で上位につけたマルケスとアレックス・リンス(スズキ)のふたりを加えた12名のライダーによって、Q2は気温31度、路面温度50度のドライコンディションで争われた。
Q2でまずトップに立ったのはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。ビニャーレスは開始3分すぎに1分30秒871を記録する。直後にマルケスが1分30秒528とファステストを更新、マルケスはそのまま走行を続け、開始6分すぎに1分30秒356とベストを更新して1回目のアタックをトップで終える。
2回目のアタックが始まると、残り約2分でバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が1分30秒099でトップに浮上する。しかし、残り約1分30秒でマルケスが1分30秒088を記録し、ポールポジションを獲得した。
マルケスは午前中のフリー走行3回目に転倒、フリー走行総合で11番手に終わり、Q2への直接進出を逃したが、Q1トップでQ2に進み、MotoGPクラスでは通算50回目となるポールポジションを獲得した。初日に続き、フリー走行3回目、フリー走行4回目ではユーズドタイヤを中心に走行を重ねており、決勝に向けて着実に準備を進めている。
ロッシは1分30秒099で2番手と、チェコGP以来となるフロントロウを獲得。Q2の区間ベストを集計したベストラップではただひとり1分29秒台を記録している。
フリー走行総合トップのドヴィツィオーゾは、1分30秒227で3番手に終わったものの、フロントロウを確保。ビニャーレスが1分30秒328で4番手に続き、インディペンデントチームトップの5番手に1分30秒356でカル・クラッチロー(ホンダ)が続いた。
6番手に1分30秒419でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)、7番手に1分30秒458でダニ・ペドロサ(ホンダ)、8番手に1分30秒471でヨハン・ザルコ(ヤマハ)、9番手に1分30秒599でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、10番手に1分30秒660でジャック・ミラー(ドゥカティ)の順で続き、Q1からQ2に進出したリンスは1分30秒738で11番手。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が1分30秒976で12番手に続き、ここまでがQ2のタイム順でグリッドを決定。
以下、Q1のタイム順にフランコ・モルビデリ(ホンダ)が1分30秒923で13番手、中上貴晶(ホンダ)が1分30秒995で14番手、ブラッドリー・スミス(KTM)は1分31秒207で15番手。
以下、16番手に1分31秒243でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、17番手に1分31秒374でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、18番手に1分31秒389でハフィス・シャーリン(ヤマハ)、19番手に1分31秒399でポル・エスパルガロ(KTM)、20番手に1分31秒686でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)、21番手に1分31秒819でジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、22番手に1分31秒830でトーマス・ルティ(ホンダ)、23番手に1分31秒835でスコット・レディング(アプリリア)の順となった。
初日に転倒を喫したホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は左手首の橈骨(とうこつ)にヒビが入るケガを負ったため、今レースを欠場し、日本GPでの復帰をめざすことになった。