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首位快走するトヨタのタナク「グリップ力が低い路面でさえも高い競争力があった」/WRC第11戦ラリーGB デイ2後コメント

2018年10月06日 15:42  AUTOSPORT web

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オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権第11戦ラリーGBは10月5日、SS2~9が行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に浮上。28.8秒差の総合2番手にティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)、その2.5秒差でヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が続いている。

■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合5番手
「今日はポジティブな気持ちを維持することが難しかったが、起きてしまったことは仕方ない。午後の走行ではとにかくプッシュしたけど、それでも(順位を挽回するだけの)タイムが出なかった」

「(ランキング面では)総合4位や5位でフィニッシュしても意味がないから、明日はリスクを背負ってでも勝負に出る」

「僕が望んでいたような立ち上がりではないけど、先は長いからね」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合39番手
「午前中はいい走りができていたし。マシンのフィーリングも良かったんだ。ただ(昼間の)サービスを終えたあと、エンジンがミスファイヤしていることがわかって、SS間のリエゾン(移動区間)で症状がひどくなった」

「その結果、デイリタイアせざるを得なかったんだ。ただチームはトラブルを修復してくれるから、明日は戦いに復帰できるはずだ」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合27番手
「今日の走り出しは良かった。総合順位もいいところを走っていたんだけど、最後のステージでイン側をカットしすぎて木にぶつかり、その次の左コーナーでサスペンションが壊れてしまった」

「完全に自分のミスだ。表彰台を争っていたしマシンの感触もよかったから恥ずかしいよ」

■ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合9番手

「思い出したい1日ではないね。午前中はペースが出せず、マシンから安定した感触を掴むのに苦労していた。ランチタイムサービスの間に、エンジニアと調査をして少々変更を加えたら、午後の走行では感触が戻ったよ」

「残念ながらそれでも本当に速いペースを出せなかったが、明日がある。僕たちはプッシュしていくよ」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合2番手

「1日を通して順調に進むことができた。午前のオープニングの走行はとてもトリッキーだったし、出走順が一番だったので簡単ではなかった。正直なところ、そのせいで少々不利だったと思う」

「辿れるラインがなかったし、マシンにも手こずっていた。午後にはマシンのハンドリングの面でも、ステージのコンディションの面でも状況は良くなり、より改善されたと感じたよ」

「今日はこれ以上のことはできなかったと思う。オット(タナク)は大きくリードを広げているが、土曜日には非常に長く厳しい1日が待っている。間違いなく全力を尽くしていくよ」

●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合7番手
「今日は着実に進んで行こうとしていた。午前の走行ではマシンの感触は良かったが、このコンディションではグリップとトラクションが足りなかった。2度目のステージでは、コースを外れてしまい、タイムを少し失ったんだ」

「午後の走行では、出走順が大きな鍵となっていたから、自分たちの作戦に集中し続けた。土曜日の走行順はより有利になるから、1日を通して調子を上げていこうと思う」

■シトロエン・レーシング
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合6番手
「今日の出来には満足しているよ。まったくミスをしなかったし、特に午後の走行では、ステージに出た時、(路面が)すごくぬかるんでいたけどそれでも速さを発揮できた」

「表彰台圏内からはそう遠くはないから、戦い続けるよ。明日は僕たちにとってよりよい日になるだろうと、大いに期待しているんだ」

●マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合8番手

「出走順のせいでスタートではこれまでのところ苦戦しているが、そのことはもう忘れて、残りのラリーのことを考えている。差はそれほど大きくないし、まだ先は長いから、明日はプッシュして順位をいくつか上げていきたい」

■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合3番手
「全体的にとてもよい1日だった。朝最初のSSではアンダーステアに少し苦労したけど、その後ダンパーを微調整したところ自信を持って走れるようになった」

「午後2本目のSS8ブレニグではベストなフィーリングではなくタイムが伸びなかったけど、続くSS9ペンマハオは所々非常に滑りやすい路面だったにも関わらずよい感覚が戻り、満足できるタイムが出た」

「明日はメイヘリン、ハフレン、ディフナント、ダイフィといった本当に素晴らしいステージを走行する。道幅が広く流れるようなコーナーが続き、私のドライビングスタイルに合っているステージなのでとても楽しみなんだ」

●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合首位
「非常によい1日になった。クルマのパフォーマンスは本当に素晴らしく、タイヤのグリップ力が低い路面でさえも高い競争力があったから、大きな進化を感じた」

「現時点ではよいポジションにつけているけど、まだまだ先は長いので、集中力を保ち攻め続けなくては。明日のステージは我々のクルマに合っていると思うから、きっとよいフィーリングで走ることができるだろう」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合4番手
「朝は少し苦戦したが、SSとSSの間のリエゾン区間でセットアップを変更した結果、状況はよくなり、午後はより自信を持って走れるようになった。まだ完全には満足していないけど、少なくとも正しい方向には進んでいるはずだ」

「今のところよい戦いができているから、とても楽しんでいるよ。セットアップが改善するにつれてフィーリングは好転し、自信も増してきているから、明日は今日よりも余裕を持って戦えると思う」