F1第17戦日本GP土曜日、公式予選まで1時間を切った鈴鹿の上空は、雲が訪れては流れて行く、変わりやすい天候となっている。フリー走行3回目に時折降った雨は、いまも時折降っており、予選がどのようなコンディションになってもいいように、各チームはタイヤの準備に余念がない。
フリー走行3回目の終了間際にS字コーナーの出口でマシンのリヤエンドからタイヤバリアにクラッシュしたニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)のマシンはガレージで予選に向けてルノーのメカニックによって、慌ただしく修理作業が行われている(P2720243.JPG)。
ルノーの広報によれば、「ギヤボックスはOKなので、あとはリヤサスペンションなどが交換されれば、予選には参加できる」と語っている。
ただし、「参加できるとしても、Q1の後半になる可能性が高い」(ルノー広報)ということで、空模様を気にしていた。
ヒュルケンベルグのクラッシュによって、最後のマシンのチェックが行えなかったトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーも、セッション後は表情が硬かった。
トロロッソの広報によれば、「パワーユニットのキャリブレーションに十分ではない部分があったようです。金曜日に走り込めなかったのが、いまとなっては痛かった。でも、大きな問題ではないので、もちろんパワーユニットの交換などはなく、セッティングを見直して、予選には問題なく参加します」と語っていた。
トロロッソ・ホンダはチームメートのブレンドン・ハートレーが13番手のタイムを残すも、ガスリーはトップから3.5秒遅れの20番手に終わっていた。
日本GP予選は15時にスタートする予定だ。