ドイツの『アウト・モーター・ウント・シュポルト』誌が、「2020年からF1公式タイヤサプライヤーに名乗りをあげているハンコックが、かつてブリヂストンでモータースポーツタイヤ開発室長を務めていた浜島裕英とコンサルタント契約を結んだと報じた。
浜島はブリヂストンでモータースポーツのタイヤを開発を30年以上に渡って携わってきたタイヤのエキスパート。F1ではミハエル・シューマッハーの5連覇を支えたひとりとして、多くの栄光を手にしてきた。
ブリヂストンが2010年限りでF1から撤退した2年後には、フェラーリからのラブコールに応える形で、ブリヂストンを退社し、名門フェラーリへ移籍。ビークル&タイヤインタラクション・デベロップメントのエンジニアとして、何度もタイトル争いを演じてきた。
一方、ハンコックは韓国最大のタイヤメーカーで、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)やヨーロッパF3など、世界のモータースポーツ活動にタイヤを供給している。
鈴鹿でアウト・モーター・ウント・シュポルト誌の編集者に確認したところ、「すでに国際自動車連盟(FIA)から各チームにハンコックの詳細が伝えられており、その中に『浜島がコンサルタントとして、ハンコックのF1プロジェクトをリードしていくことになる』という説明しており、各チームも了承。あとは商業面での話し合いをF1(リバティ・メディア)と話し合われることになる」という。
浜島は今回の日本GPではフジテレビの解説者として、土曜日に鈴鹿に来ることになっている。