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嵐 櫻井翔、『news zero』キャスター続投の理由 有働アナとの“新コンビ”で見せた安定感

2018年10月06日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 10月1日に放送された報道番組『news zero』(日本テレビ系)に、有働由美子アナウンサーがメインキャスターとして初出演。月曜日の担当キャスターである嵐・櫻井翔との掛け合いが話題になった。


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 長年NHKの看板アナウンサーとして知られていた有働だが、今年3月にNHKを退社。この度の『news zero』番組リニューアルと共に、同番組のキャスターに就任した。有働アナと言えば2010年3月から8年間、NHKの情報番組『あさイチ』でV6・井ノ原快彦と共に初代キャスターを務めていたことから、ジャニーズファンにとってもなじみ深いアナウンサーの一人である。有働アナと井ノ原という明るい笑顔が印象的なふたりの掛け合いは視聴者からも好評で、番組卒業が発表された際には惜しむ声が続出していた。


 有働アナは『あさイチ』公式Instagramに「テレビは徹底的に人に優しくていいんだって教えてくれたのはイノッチです」「だいたい私、イノッチ無しで仕事できるのか?」と綴っていたほど井ノ原には大きな信頼を寄せており、井ノ原もまた有働アナが本番中に涙を流すたびにハンカチを差し出してあげるなど、温かいまなざしでフォローし続けていた(ちなみに有働アナが泣いてしまうのは『あさイチ』前に放送される朝ドラに感情が入り込みすぎてしまうせいで、“朝ドラ受け”と呼ばれる番組恒例の流れだった)。


 そんな有働アナ×井ノ原コンビを経て、今度は民放の番組で有働アナ×櫻井コンビという新鮮な組み合わせが誕生するということで、ジャニーズファンからも初回放送は特に注目が集まっていた。実際の放送では、明らかに緊張した様子の有働アナの挨拶から始まったが、櫻井が登場するなり「ちょっと有働さん、CMにそわそわしすぎですよ!」とツッコミを入れ、スタジオ内の張り詰めた空気を緩和する機転を利かせていた。その後も櫻井は安定感ある喋りで緊張気味な有働アナをフォロー。以前も『NHK紅白歌合戦』で共演したことがある二人とだけあって、自然なコンビネーションで番組が進行していき、今後もこのふたりの掛け合いを観たいと思えるような初回放送だった。


 また、新しくなった『news zero』では「視聴者と会話するニュース」というコンセプトの元、SNSで視聴者からのコメントを募集する試みもスタート。若者のニュース離れは今に始まったことではないが、より広い層からの関心を寄せるためにSNSとの連動企画を行うことは一番の近道であり、実際に放送中はリアルタイムで様々な意見が呟かれていた。


 この新たな番組コンセプトと櫻井がキャスターとして目指していることは、同じ道程上にあると感じる。櫻井は以前、キャスターとしての自らの存在意義について「『嵐の櫻井翔が出ているから』ということでニュース番組を見たり、関心を持ったりする人がいること」と語っていた。また番組の中では、若い世代やニュースに詳しくない人にもわかりやすく解説したり補足を加えたりする役割を担っている。そういった点で、今まであまりニュースを観てこなかった人にとっての入り口にもなった今回の番組リニューアルに、櫻井キャスターの続投は必然的な流れだったのだろう。


 有働アナは10月2日放送回で「どうすればニュースを観てもらえるか?」という疑問を視聴者に投げかけていたが、有働アナの「視聴者と一緒にニュースを考えたい」というスタンスと、「ニュースに詳しくない人にも関心を持ってほしい」という思いを持った櫻井のコンビは、新たな層に“ニュースのその先”を考えさせる可能性を秘めているとも言える。二人の掛け合いと合わせて、このコンビが今後の『news zero』にどのような影響を与えていくのかにも注目していきたい。(渡邉満理奈)