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ホンダ・チーム・アジアが2019年の体制発表。Moto3クラスに新たな日本人ライダーが参戦

2018年10月06日 01:11  AUTOSPORT web

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Moto3クラスフル参戦3年目に挑むことになった鳥羽海渡
ホンダは10月5日、2019年のMoto2クラスに参戦するイデミツ・ホンダ・チーム・アジア、Moto3クラスに参戦するホンダ・チーム・アジアの体制を発表した。

 イデミツ・ホンダ・チーム・アジアはインドネシア人ライダーのディマス・エッキー・プラタマとタイ人ライダーのソムキャット・チャントラの2名がMoto2クラスに参戦する。

 プラタマはMoto2ヨーロッパ選手権に参戦しており、世界グランプリのMoto2クラスにもワイルドカード参戦経験がある。

 チャントラはイデミツ・アジアタレントカップの2016年チャンピオンで、2017年よりMoto3ジュニア世界選手権にアジア・タレントチームから参戦中。世界グランプリのMoto3クラスを経ずに、いきなりMoto2クラスにフル参戦することになる。

 ホンダ・チーム・アジアは鳥羽海渡と小椋藍の日本人ライダー2名体制となる。鳥羽は2019年でMoto3クラスフル参戦3年目、小椋は今年はMoto3ジュニア世界選手権に参戦しながら、Moto3クラスの4戦にワイルドカード参戦しており、ふたりともアジアタレントカップ出身のライダーだ。

 両チームのチーム監督は引き続き、青山博一が担う。「まずは2019年も出光興産さまをはじめとしたスポンサーの皆さまより継続してサポートいただけることになり、また、私自身チームを率いるチャンスをいただけることに感謝いたします」と青山。

「Moto2クラスのチャントラ選手はAsia Talent Cup時代から、私がアドバイザーとして見てきたライダーで高い能力を持っています。プラタマ選手は努力家で、CEVでの3年間の経験を持ってMoto2に上がってきます。ふたりとも高いポテンシャルを持っているライダーであり、彼らの努力が実るようにバックアップしていきます」

「Moto3クラスは、鳥羽選手にも3年目に相応しい結果を期待していますし、フル参戦となる小椋選手の戦いも楽しみです。周りの期待にお応えし、いい結果を残せるようにチーム一丸となってがんばっていきたいと思います。この4人での来シーズン、世界の舞台で彼らが活躍してくれることを楽しみにしています」

 2019年もMoto3クラスフル参戦が決まった鳥羽は次のようにコメント。

「これまでのフル参戦2年間で、とても多くのことを学ぶことができました。学んだことをしっかりと生かし、ミスを繰り返さずに、自分の実力を100%出しきります」

「参戦3年目となる2019年シリーズの目標は、やはりチャンピオンを獲得することですが、まずは常に表彰台争いをして、安定した戦績を残すとともに、最後までタイトル争い残ることが重要です」

「そのために、オフシーズンからしっかりとトレーニングを積み重ね、毎戦集中し、チーム一丸となって、全力で挑んでいきます」

 世界グランプリデビューを果たすことになった小椋は「2019年Moto3世界選手権参戦にあたりスポンサーさま、応援してくださっている皆さま、ホンダに心から感謝いたします」と語り、意気込みをこう語る。

「これまでアジア・タレント・カップ、レッドブル・ルーキーズ・カップやCEVで、経験を積ませていただき世界選手権参戦への準備をしてきました。自分自身として、これまで納得のいく結果は残せていませんが、今の自分の走りには自信は持てているので本当にワクワクしています」

「幼い頃から夢見て来た舞台で戦えることに感謝し、全レースで自分のベストが出せるよう努力していきます」