映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』の予告編とポスタービジュアルが公開された。
2019年1月18日からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される同作は、アメリカの小説家J・D・サリンジャーの半生にスポットを当てたもの。20世紀半ばのアメリカ・ニューヨークを舞台に、サリンジャーが自分の作風を見つけ出そうと試行錯誤を重ねる様子や、セレブのウーナ・オニールとの恋の顛末、第2次世界大戦のトラウマにもがき苦しみながら完成させた『ライ麦畑でつかまえて』で富と名声を手にするも、やがて世間の狂騒に背を向けていく姿などを描く。主人公のJ.D.サリンジャー役にニコラス・ホルト、サリンジャーの才能を開花させた編集者ウィット・バーネット役にケヴィン・スペイシーがキャスティング。ダニー・ストロングが監督と脚本を手掛けた。
公開された予告編には、サリンジャーがタイプライターで原稿を執筆する姿、「俺には才能がない」と弱音をこぼしたサリンジャーにバーネットが「それがどうした」と返答する場面、サリンジャーが戦地で発砲する様子や「何も分かってない! 目の前で仲間が死んでいく現実を」と訴えるシーンなどが映し出されている。またポスタービジュアルでは、煙草を手にしたサリンジャーの姿や、「孤独のなかで言葉があふれ出す――」というコピーなどが確認できる。