日韓共作映画『デッドエンドの思い出』が、2019年2月16日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
同作は、吉本ばななが「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました」と語る小説『デッドエンドの思い出』の実写映画版。遠距離恋愛中の婚約者を追いかけて韓国から名古屋にやってきた韓国人女性ユミは、婚約者のアパートで見知らぬ女性の姿を見てしまい、悲嘆に暮れ街を彷徨うが、行き着いた古民家カフェ兼ゲストハウス「エンドポイント」のオーナー西山の心の傷に触れたことをきっかけに、ユミの中で何かが変わり始めるというあらすじだ。
30歳を目前にごく普通の日々を送っていたユミ役に少女時代のチェ・スヨン、ユミを温かく見守ると同時に自分の過去を清算していこうとする西山役に田中俊介(BOYS AND MEN)がキャスティング。監督は同作が長編デビュー作となるチェ・ヒョンヨンが務めた。チェ・ヒョンヨン監督が名古屋で撮影を行なうのは、円頓寺商店街を舞台にした短編映画『お箸の行進曲』に続いて2度目。
あわせて海外版ティザービジュアルが公開。なお同作は10月4日から開催されている『釜山国際映画祭』で上映されるほか、2月2日から名古屋のシネマスコーレで先行公開される。