趣味がある人は、人生のちょっとした暇な時間を有意義に使えるようになる。自分に合う趣味が1つか2つあれば日々の充足具合も幾分増すはずだ。
ただ、どうせ趣味をやるなら、身についたことが喜びになる瞬間があるものも良いかもしれない。たとえば「上達してるなぁ～」という実感。これを味わうことができれば感動もひとしおだ。（文：松本ミゾレ）
「将棋。ルール覚えればオンラインでの対戦を無課金で死ぬまで楽しめる」
先日、はてな匿名ダイアリーに「私上達してる！って実感できる趣味が欲しい」という投稿があった。投稿者は、
「上達が感じられて（旅行とかはNG）、お金がそこまでかからなくて（ゴルフとかもNG）、家でやれて（スポーツもNG）、誰かに日常において披露できる機会のある趣味（格ゲーとかはNG）」
を探しているという。なかなかワガママな条件である。
それでも、この投稿者にぴったりの趣味を授けんがために、数多くのコメントが寄せられた。いくつか紹介してみよう。
「将棋。ルール覚えればオンラインでの対戦を無課金で死ぬまで楽しめる」
「料理が出てないな。レシピはまともなのがネットにも本でも多くあるし、他人に食べさせても良い」
「筋トレは全てを兼ね備えております」
「ウクレレはけっこう良いよ。安いのなら3000円代からあるし、自分で伴奏できると感動する。ギターより簡単」
「音ゲーはいい成績出たらその場でソーシャルメディアに発信できるので良いと思います」
といった具合に、いろんな意見が目白押し。いずれも投稿者の提示した厳しい条件を突破しているものばかりだ。
ただまあ、趣味なんて「作るぞ」って意気込んで挑戦したところでそこまでハマれないものだから、どんなに有意義で上達し甲斐があろうと、結局続かないんじゃないかとも思うけど。つまみ食いするような感じで、もっと気楽に始めてみてもいいんじゃない？
