映画『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』が、2019年1月に東京・テアトル新宿ほか全国で公開される。
舞台演出や脚本、俳優など様々な分野で活動している宅間孝行。演劇プロジェクト『タクフェス』の主宰としても知られている。
宅間孝行が監督・脚本を手掛けた『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』は、ラブホテルを舞台に展開する男女の物語をワンシチュエーションで捉えた密室群像劇。歌舞伎町にあるラブホテルに固定されたカメラを通し、登場人物全員が弱みを握られ、かつ弱みを握っているという状況で思惑や立場が交錯する様を描く。
主演は14年ぶりの映画主演となる三上博史。共演者には酒井若菜、波岡一喜、三浦萌、阿部力、伊藤高史、柴田理恵、樋口和貞らが名を連ねている。なお同作はR15+指定の作品となる。
■宅間孝行監督のコメント
トンがってる日本映画あるじゃねえか。日本の人たちにも、日本以外の国の人たちにもそう言わせたい。この映画はそんな想いの結晶です。優しい気持ちになれる作品を作って来た自分の、そんな新作を期待していた方々すいません。この映画の登場人物は、全員クソ野郎です。是非ご期待頂きたい。
■三上博史のコメント
この作品は、ご自身が俳優でもある、宅間孝行さんが、脚本、監督をされたことで、成立できた作品だと思います。宅間さんは、俳優の生態をよく知っている。俳優のバカさ、かわいさ、狡さ、脆さ、強さ、しぶとさ、覚悟。そして、それらをどのように発揮させれば、作品がよくなるかわかっていらっしゃる。
今回、そんな撮影現場に出会えることができて、しあわせでした。しかも、そこに敬愛する俳優、波岡一喜さんや、酒井若菜さんらがいる。役者冥利に尽きます。
だからこそ、そんな、痺れるような長い長~い、長回しの撮影の瞬間に、ぼくらの魂の“何か”が映っているはずです。どうか、皆さんがその“何か”を発見し、楽しんでくださいますように心から願っています。